写真と動画を扱うには足りない保存容量
一眼レフカメラを扱い、YouTube動画を撮っていますとどんどんと素材の画像と動画が溜まっていき、1TBの記憶領域では全然足りなくなります。ちなみに、Windows11のシステムは別にしてです。
特に今回、PCを新しくしてからは最新の構成であることからCPUが4K動画も難なく扱えることから、YouTube動画も4Kで作るようになり素材の動画は全て4Kで撮っています。これも、記憶容量を圧迫する一因です。
以前は、8Tx3のHDDに保管をしていましたので、それほど残容量を気にすることなくじゃんじゃんと取り込んでいました。が、このHDD 3台を電源クラッシュで失った今となっては、保存容量が窮地に立たされています。
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これまでの写真と動画が保存されたHDD 旧PCで使用していました8Tx3の3.5インチHDD、ここに ...
他にも8Tの前に使っていた4TのHDDが4台あるのですが、こちらはRAIDで大昔のデータバックアップ用として使っていますので、本体PCの方へ組み込むわけにはいきません。
新規に14TBとか20TBといった大容量のHDDを入れたくても、すでに新規PCの組み立てに予算をつぎ込んでしまっているために、お金がありません。10万円もの予算を、とても捻出はできません。
お金があれば、こういった大容量HDDやメジャーメーカーのM.2 NVMe SSDでRAIDを組むなどの対策が打てますが、金欠ではこれらもできません。Windows11が標準でソフトRAIDの機能を持っていることを、ずっとWin10だったので知りませんでした。
格安中国製M.2 NGFF SSDでRAID
そこで、予算をできるだけかけずに安全なファイル保管容量を確保するべく、先日のStarTech.comのRAIDアダプタS322M225Rに注目します。
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耐久性に信頼のできない格安の中華製M.2 SSDを2台を使い、RAID1でコピーをしながら使うことで、どちらか一方が壊れたとしてもバックアップが取れる時間は稼げる、というものです。
メジャーメーカー製であれば、1台で使用してもまず5年以内に壊れることはなく安心してデータを預けることができるのですが、最新から一世代前のgen4でも1TBで35,000円はするのです。今年2月にこれ、値上がっていても25,000円で購入できたものです。
それなら、磁気メディアの3.5インチHDDはどうかといえば、メモリの高騰で需要がこちらへもシフトしているせいかこれも8TBで6万円オーバー、最新の10TB以上は10万円します。数年前には、8TBを4万円で購入しています。
今どきは、ほとんどがクラウド管理となっていることから普通にPCを使うにはそれほど大容量の記憶容量は必要は無いのですが、やはり動画撮影や高画素カメラでの写真撮影を続けていますと、ストレージ容量は必要になります。
中華製SSDで気になる容量偽装問題
格安M.2 SSDでは、やはり安いのにはワケがあるということで、まず第一に容量偽装を疑います。NGFFは旧規格で廃れつつあるM.2 SSDとはいえ、普通に購入すると4TBで1枚当たり12,000円前後はします。
1TBでも4TBでも価格はそれほど違いません。まぁ、これが容量偽装を疑ってしまう根拠なのですけどもね、一般的には容量と価格は比例します。
表記にある型番と思われる980とか990といった数字、1080とか2080といったものも見かけるのですが、この数字に大きな意味はありません。
普通なら数字の大きい方が性能が高い、新しいモデルだと思うのですが、中華製は単にSamsungの型番を真似て似せているだけで、性能や新モデルなどは全く関係ありませんので、気にする必要はありません。
これ見てSamsungと間違う人はいないと思うのですが、中にはいるかもと期待をしてパッケージを似せているのでしょうか。もう、価格からして全然違いますから。
それ以前に、gen3(第3世代)のNGFFはすでにamazonでは検索で探すことはできず、アリエクでもここへきて出品が大きく減ってきており、探しにくくなっています。ほとんどがPS5も採用している新しい規格のNVMeへと移ってきています。
おそらく、近いうちにこのNGFFは手に入らなくなるのではないかと思われます。そんな時だからこそ、ここへきて在庫処分の大放出が行われる可能性もあるわけです。
逆に言えば、容量偽装された在庫も激安で流れ出てくることがあることから、異常に安いモノにはこちらも気をつけなければならないわけです。
今回、アリエクで購入した中華製M.2 NGFF SSDは4TBで7,000円台、2枚で15,000円ほどでした。これは、中華製の相場からしてもかなり安い方だとは思います。この安さですから、容量偽装は真っ先に疑うわけです。
中華製M.2 NGFF SSDを容量偽装チェック
このM.2 NGFF SSDの4TBですが、注文をしてから1週間かからずに届きましたので、中国からの発送にしては対応は非常に早い方だと思います。通常、アリエクで中国からですと10日~2週間ほどはかかるのが普通です。
届きましたら、クレーム対応ができるうちにスグ容量チェックをかけます。2TBのUSBメモリと一緒に、ついでに容量偽装チェックアプリ「ValiDrive」を起動します。
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チェックは、USB変換ケースに入れて1枚ずつ行います。ValiDriveを起動して、「check USB Drive」を押してからUSBを挿すと、内容量のチェックが始まります。
もう、半分気持ちは容量偽装がされているという心づもりで検査の様子を見守ります。容量が4TBありますので、7.29GBしか無く一瞬で終わった2TBの時よりも、緑がランダムに転々と広がっていくのに少し時間がかかります、それでも3秒くらい。
すると、こちらは無事に4TBの容量がありました、容量があるから少し時間がかかったのだと思われます。半分、容量偽装を疑って身構えていましたので、ホッと一息です。
もし容量偽装がされていた場合、アリエク経由で中国本土の販売店にクレームをつけても、逃げられるのが落ちですからね。もっともその場合には、カードのチャージバックを利用して支払いを止めれば済む話なのですが。
Yahoo!ショッピングが容量偽装の詐欺販売サイトで、中国のアリエクのショップがちゃんとしたものを送ってくるというのは、ちょっとどうなのよ!?とは思います。アリエクを信用しているわけではありませんが。
Yahoo!ショッピングのプラットフォームは、何やってんのと。ショップの管理ができていないじゃない・・・と憤りますが、Yahoo!ショッピング自体は消費者が不利益を被ろうが手数料で儲かればそれで良い、という考えなのかもしれません。
容量偽装のUSBメモリを検索で探すと楽天は少なかったことから、やはり楽天の出店には厳しい審査がありますので、なかなか詐欺ショップは審査に通過しにくいようです。Yahoo!ショッピングとamazonは、ワンサカと大量に出てきますが。
中華製M.2 SSDをRAIDアダプターに組み込む
さて、容量はちゃんと4TBありましたのでこのM.2 SSDをStarTech.comのRAIDアダプターへと組み込んでいくのですが、その前にUSB変換ケースの単体で認識ができましたので、この時点でFdiskとフォーマットをかけておきます。
2枚とも容量チェックとフォーマットを行い、次はRAIDアダプターへまずは1枚だけをセットします。これは以前にも苦労した、同時に2枚を取り付けると片方からもう片方へとコピーをするのですが、メインがどちらかを認識できず不安定になるというものです。
1枚ずつRAIDアダプターに認識をさせることにより、最初に挿した方がメインだとカードのチップに教えてあげるのです。当然、どちらもフォーマットで空にしてあります。
これで以前の1TBでは安定して認識しましたので、今回は最初からこの作業を行います。
このRAIDアダプターに取り付けるM.2 SSDの2枚は、可能なら同じものが好ましいとのことです。M.2 SSDの書き込み/読み込みの速度が異なると、これも不安定になる要因になり得るとのことです。
前回の1TBでは、購入に時間差があったことから異なるものとなりましたが、今回は同じものを揃えています。前回不安定であったことも、この差異が関係している可能性があります、1枚だけだと安定していましたから。
ですがこの同じものを2枚用意するのもリスクがあり、同じショップから同時期に購入した場合には同じ生産ロットであることが多く、1枚が壊れると同じように負荷がかかっていることから、ほぼ同時に壊れる可能性もあるということです。
また、製造時にトラブルを抱えている場合には、短期間でこれもほぼ同時期に壊れるとのことです。
中華製M.2 SSDの信頼できない耐久性
まずは、RAIDアダプターがこのM.2 SSDで安定して動作することを確認するために、玄人志向の2.5インチUSBケースへ入れて動作確認を行います。写真や動画を外部保存するのであれば、この状態で保管をするのがよいでしょう。
SSDやUSBメモリは、書き込みを行わなければ劣化はしません。が、通電をしないと電池が減るのと同じでこれまた電子が消えて行ってしまいますので、時々通電をして読み書きをしてやる必要があります。
ここは、一度記録すれば消えにくいHDDと異なる部分です。もっとも磁性体も、物理的な記録ですのですり減っていきます。
今回の4TBの中国製ノーブランドのM.2 NGFF SSDでは容量偽装はありませんでしたが、その耐久性には不安が残ります。というのも、これまで使用していた1TBのSSDは不安定であったことから認識したりしなかったりと、安定して使えなかったのです。
このため使用はファイルの移転に限られており、それもUSBケースがUSBメモリよりも大きいことから使い勝手が悪く、あまり使わなくなっていました。残った新しい方の「990 PRO」と表記された方も、ほとんど使っていないにもかかわらず不安定な時があります。
このあたりは、生産ロットのせいなのかこの中華製ノーブランドだからそうなのか、今後この4TBでは耐久性を検証してすぐに壊れるようであれば、二度と中華製ノーブランドは買いません。5年くらいは、普通に安定して使えませんと。
中国ノーブランドでは、粗悪なNANDコントローラ品質には不安が残ります。NANDエラーが発生した場合には、データ全損となります。
このため、データを2枚同時に書き込むミラーリング、StarTech.comのRAIDアダプター「S322M225R」をRAID1で運用して、データ損失のリスクを引き下げます。
RAID1では実効容量は2枚使っても1枚分の4TBになりますが、片方のSSDが故障しても継続利用が可能で、自動ミラーリングは管理が簡単というメリットがあります。
この玄人志向のUSB2.5インチケースをUSBハブ経由でPCに接続しますと、OSからは無事4TBのストレージ1つとして認識されました。
設定自体は非常に簡単で、SSD装着、RAIDモード設定、フォーマットと進むだけで使用を開始できます。玄人志向のUSB2.5インチケースは工具不要で組み立てられますし、ソフトウェアも必要はありません。
写真・動画保存用途としての評価
良い点
大容量を安価に実現
消費電力が低い
静音
HDDより衝撃に強い
RAID1で最低限の冗長性を確保
気になる点
SSD品質が不明
容量偽装リスク
長期耐久性が未知数
RAIDはバックアップではない
特に最後の点は重要です。
RAID1はSSD故障には強いですが、
誤削除
ウイルス感染
ランサムウェア
からは保護してくれません。
最終的な運用方針
今回構築したRAID1環境は、「高速で扱いやすいメイン保存領域」としては十分に使えそうです。
ただし大切な写真や動画については、
RAID1 SSD
外付けHDD
クラウド
の3重保存のうちの一つの手段として使うのが理想だと思います。
まとめ
中国製4TB SSDを2枚とStarTech.com S322M225Rを組み合わせたRAID1環境は、低コストで大容量ストレージを構築する方法としては非常に魅力的でした。
ただし格安SSDには容量偽装や耐久性への不安が残ります。
導入後には必ず全容量テストを実施し、さらに別系統のバックアップも確保することをおすすめします。
「RAIDはバックアップではない」
この原則を守れば、写真や動画の保存環境として十分活用できる構成だと感じました。
