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長年乗ってきた愛車の廃車手続きを自分でやってみた

4月から車にほとんど乗らなくなる

現在、イランによるホルムズ海峡封鎖の影響で日本へ中東依存度90%という原油が入ってこなくなっており、ガソリンをはじめとした石油製品全般の価格が高騰しています。

前回、ガソリンを入れたのが3月初めでまだ高騰する前、そろそろ入れなきゃなと思っていたところへ3/20の春分の日前には200円/L近くまで値上がりをしてしまいました。完全にガソリンを入れに行くチャンスを逸してしまいました。

その後、補助金によって170円/L程度と以前の水準に戻ってきてはいるものの、未だホルムズ海峡の封鎖は続いており備蓄原油の緊急放出も今後いつまでもつのか、いつ原油は輸入再開となるのかというところへ焦点が移ってきています。

これまで、車への給油は2台に対して満タンが月3回程度で、1回あたり最近は1万円を超えるか超えないかという水準でした。ガソリンタンクは65Lと大きく、だいたい給油ランプが点いてから満タンまでで55L超くらい入ります。

春分の日の朝はちょうど高騰していた時期でしたが、給油ランプが点く直前でお墓参りのために入れなければ往復はできなかったことから、やむを得ず20Lと今の車になってから初めてケチくさく入れることとなりました。

さて、そんな感じで月間1,500~2,000km、一般的な走行距離の倍を通勤で走っていたわけですが、これが4月から一つ仕事が減ったことでほぼゼロへとなりました。給与の仕事内容に見合った妥当な金額へと値上げを要求したところ、2月通知の3月末でクビになりました。

車の使用はほとんどがこの仕事の通勤で使っており、仕事で使う大きな物品を運んだり役所へ配布物を取りに行ったりと、自分の車を使っていたわけです。

問題はその走行距離で、一般的な使い方では年間1万キロが目安とされていますが、2万キロを走っていたことから3年前に購入した新車の走行距離を抑えるべく、旧車に頑張ってもらっていました。こちらの旧車は25万キロオーバーでしたから、走行距離の増加は壊れずにまだ元気にそこまで走っているという逆にステータスなのでした。

さすがに新車を買うきっかけとなったのが、この旧車が毎月修理に出ておりその度に10万とか20万が出て行っていたことでした。新車が来てからは、走行距離を半分に分散していることから、定期点検以外で工場へ入ることは無くなりました。

ディーラーとは何十年来の顔なじみで、行けば「今日はどこ修理?」と聞かれる間柄でした。毎回、毎年年間で50万円くらいを支払う優良顧客でしょ、と冗談を言っていました。

そんなわけで、車に乗らなくなることから旧車の扱いが難しくなってしまうのでした。新車ではほとんど問題にはならないのですが、旧車はエンジンをかけないと壊れていくのです。

これまでは、最低でも1週間に1回はエンジンをかけてそこそこの距離を走っていましたので、寒い朝もキー一発でエンジンがかかり調子も良かったのです。たまに年末年始など車を出さない期間が長く、1週間以上エンジンをかけていないと、始動直後のなめらかさは無くアイドリングも上下して安定しないなど、調子悪いなと思うこともありました。

そこで、この3月が点検入庫の予定だったのですが、直前までは整備に出して続けて乗ることを考えていましたが、2月の契約打ち切り仕事クビを受けて急遽、この3月で旧車の方を廃車とすることを決定したのでした。最大の理由は、これです。

  1. 車に乗らなくなり新車の走行距離を抑える必要が無くなる
  2. エンジンをかけて動かさないと劣化していく
  3. 収入も一時的には減る(減った)
  4. 今回の整備には20~30万円がかかる見込み
  5. 13年超え旧車のため税金や保険料が高く負担
  6. ガソリンの高騰

自動車税が4/1時点での所有者に対してかかってきますので、これがまた13年超えNA大排気量車の増し増し税で10万近い支払いとなることから、3月末に登録抹消して廃車とすることを決定しました。

廃車手続きに必要なもの

そんなわけで、まずは必要な書類をWebでAI検索して確認します。

  • 自動車検査証(車検証):原本
  • 印鑑登録証明書:1通(発行から3ヶ月以内)
  • 所有者の実印:申請書に押印
  • ナンバープレート:前後2枚
  • リサイクル券(預託証明書):
  • マイナンバーカードの写し(永久抹消で必要になる場合あり)

相続で印鑑証明書を取得してあったのでこれを使おうかと考えていたところ、11月取得のためすでに3ヶ月以上が経過しており使えません。慌てて当日朝に近所のコンビニへ行き、マイナカードで発行してきました。

コンビニでの印鑑証明書の発行も、スマホに登録してあるマイナカードをかざして暗証番号を入れれば発行ができましたので、スマホにマイナカードはぜひ登録しておくべきです。4桁の暗証番号は、忘れないようにどこかに記録しておくと良いでしょう。

あと探すのがリサイクル券で、確か車検証と一緒にあったよなぁ、なにせ何十年も前に支払ったものですから、すっかり忘れ去られています。これもありました、かなりくたびれて印刷面がペリペリと張り付いてはいましたが、無事剥がせました。

これで完了、マイナカードは必ず必要とはならないそうなので、携行して準備だけはしておきます。本年度の自動車税納付の領収書は、以前は必要だった記憶がありますが、今は電子化になっていることから領収書が無いので必要書類には入っていません。

また、ディーラーなどで新車購入時に登録抹消手続きをお願いする場合には委任状が必要ですが、今回は所有者自らが行いますので委任状は必要ありません。

国土交通省のWebサイトから必要書類をDL

次に、申請書類等を準備します。国土交通省の「自動車検査登録総合サイト」より、申請に必要な書類をPDFでダウンロードし印刷しておきます。

車の使用を一時中止するために必要な書類|国土交通省
車の使用を一時中止するために必要な書類|国土交通省

車の使用を一時中止する手続き(一時抹消登録)をするための必要書類について詳しく紹介しています。申請書もこちらから入手いた ...

www.jidoushatouroku-portal.mlit.go.jp

この申請書類は、陸運支局でも手に入り提出直前で書くことができますが、事前に書いて持っていけば時短にもなります。書く箇所はそう多くはなく、車台番号やナンバー、自分の名前と住所くらいです。判らなければ空欄にしておいて、窓口で聞きながらすぐに書けます。

今回のOCR申請書では、ダウンロードする時点で「永久抹消」と「一時抹消」のどちらが良いのかが判りませんでしたので、念のため

  • 永久抹消:第3号様式の2
    (滅失、用途廃止等使用済自動車の解体でないもの)、輸出抹消仮登録(使用済自動車の解体でないもの)
  • 一時抹消:第3号様式の3
    (使用済自動車の解体でないもの)、再輸入見込届出、 一時抹消登録後の解体等届出(滅失、用途廃止等使用済自動車の解体でない もの)

この両方の書類を書いて、用意して持って行くことにします。記入が間違っていたときのために、2枚ほど印刷して空白のものも用意していきます。

長年乗ってきた愛車を解体業者へ引き渡します

今回、旧車を引き取ってもらうのは古いベンツに乗る人が集まるサークルの中で解体業者を経営している人です。旧車のベンツのパーツなどではお世話になっており、いろいろとアドバイスなどもいただいていた方なのでした。

古い車に乗るには、ディーラーでは修理ができなかったりパーツが手に入らないことがあり、修理を断られることがあるのでした。そんな時に頼りになるのが旧車乗りのネットワークで、専門知識を持ち詳しい人がいて教えてくれるので、古い車を維持するには必須の友人関係です。

実際、ヘッドライトの反射板が溶けてしまい照度が足りず車検に通らないとなった時には、並行でヘッドライトを手に入れてディーラーで交換してもらいましたし、フロントガラスが飛び石で割れた際にも本国在庫無しでしたが、アメリカ並行でサードパーティ製を輸入してもらい、この時も何とか無事に車検を通しています。そうやって大切に、維持してきた車なので思い入れは深いですね。

そんな思い入れの深い愛車なので、知らない業者に引き渡して鉄くずとして潰されてしまうのは忍びないのです。せめて、部品取り車として同じ車に乗る他の人の役に立って欲しい、という気持ちからメルセデス・ベンツをよく知り尽くしておりそういったネットワークを持つ人のところへ引き渡したのでした。

そこなら、きっと役に立ててくれるはずです。場合によっては、左ハンドルですので海外へ輸出することもできるわけです。

1時間ほどかけて足立区のヤードへと自走で持っていったところ、エンジンルームを見て「きれいに整備されてるね」とプロからのお言葉が出ました。そりゃぁ、ディーラー整備で毎年50万円くらいはかけていましたからね。

ただ、今後も乗り続けるのならば200~300万円ほどかけてフルレストアをする必要があり、これをしたとしてもプレミアが付くような旧車ではないことから資産価値はありません。今、国産のスープラとかスカイラインGT-R、RX-7といったあたりは暴騰しており1,000万円に迫る金額になっていますが、同世代でもそんなに価値は付きません。

シャーシとエンジンは、さすがメルセデス・ベンツと言えるくらいに丈夫でまだまだ最新国産車には負けずにイケるのですが、さすがに電装系は皮膜が硬化したりと弱く、いつ止まってもおかしくはない状態なのです。実際、近年は2回路上で止まりレッカー移動をしています、いつ止まるかビクビクしながら運転していました。

陸運支局で書類の手続き

車両を引き渡して、車検証のコピーを取りリサイクル券を渡します。そしていよいよ、ナンバーの封印を壊して前後のナンバーを取り外します、これを陸運局へと持ち込みます。

愛車の最後の写真を撮り別れを告げて、その足で一緒に友人に乗ってきてもらった現新車で陸運局へと向かいます。30分くらいでいけると思いきや、日中の渋滞もありまたまた1時間ほどかかり、雨の中を到着。

手続きは意外と簡単で、窓口で聞いたところ一時抹消で良いとのことでした。永久抹消をしますと、車台番号が無効となりシャーシが二度と使えなくなってしまうのでした。

用意してきた一時抹消の申請用紙、「第3号様式の3」に実印を押して印鑑登録証明証と車検証、取り外したナンバー2枚を添えて提出します。そのまま隣の窓口で350円の印紙を買って貼ってもらい、さらに一度外へ出て隣の棟へと移動し、書類を提出して手続きは終了しました。

この間、30分もなかったくらいにあっけなく終了です。手数料も350円のみで、業者に依頼するよりもずっと安く済みました。

まぁ、朝から丸1日仕事にはなりましたが、16時過ぎには帰宅できました。一緒に付き合ってもらった友人にはお昼をおごる約束でしたが、思ったよりも時間がかかってしまい夜には用事があるということでそのままお茶のおもてなしもできずに帰宅、お礼のお昼をおごり損ねてしまいました。

「今度、ご飯おごるね」ということで別れています。

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