微乳女子がバストアップ効果を期待するボルフィリンって何？

フランスのセダーマ社の特許「ボルフィリン」

「ボルフィリン」とは、ハナスゲの根茎から抽出された「サルササポゲニン」と呼ばれる成分です。フランスの化粧品メーカーであるセマーダ社が脂肪細胞に働きかけて分化や増殖をすることを発見して開発、特許を取得しています。

このため、「ボルフィリン」という名はセマーダ社の商標であり、セマーダ社の原料が配合されていれば成分表示には「ボルフィリン」が、それ以外の場合には「ハナスゲ根茎エキス」とか「サルササポゲニン」と記載されます。

「ボルフィリン」には脂肪を増やす効果があるということで、90%が脂肪であるバストを大きくする効果があると宣伝されています。女性なら一度は憧れる、大きく豊満な美しいお椀状のおっぱいを実現するべく、注目されています。

実際にバストのボリュームアップ効果

セダーマ社による抽出試験では、18歳から35歳までのA/Bカップの女性30人を対象に、片方にはボルフィリン5％を配合したクリームを塗布、もう片方にはプラセボのボルフィリンを配合していないクリームを塗布して実験をしています。塗布は朝晩の1日2回、期間は56日間です。

結果、28日経過後にはボルフィリンを含んだ方の乳房が6.6%、56日経過後には8.4%のボリュームアップが認められたとのことです。さらに6ヶ月後には、Aカップの女性に81ccのボリュームアップが見られたとのことです。

片側で「81cc」という数字は、AカップからBカップへ上がるくらいで、トップバストが3～4cmくらい大きくなります。ただし、脂肪が付くということは全体的に太っていることも考えられますので、アンダーバストは変わっていないことが前提です。

一般的に太ればバストも大きくなりますが、成人の場合には脂肪細胞の数はあまり増えませんので、過剰な栄養を溜め込んで脂肪細胞一つ一つが大きくなることを示します。これは全体的に脂肪が大きくなりますので、ぽっちゃりと全体的に太るということになります。

ボルフィリンはこれを胸だけに効果を集中させることが出来ることから、豊胸クリームとして注目をされています。腹部や太ももなど、他の部分の脂肪は増やしたくないですものね。

さらにボルフィリンには、脂肪を増やすだけではなく増やした脂肪を蓄える効果もあることから、一度増えた脂肪組織はなかなか減りません。効果が高く、長持ちするということも支持されている特徴です。