最小・軽量・薄型財布に入れたSuicaは動作するのか
極小・最薄・最軽量の財布「UNIVERO」には3枚のカード、上から「クレジットカード」「ETCカード」「Suica」を入れているわけですが、これを持ち歩いて使おうとした場合に、この中の2枚がタッチ決済に対応したカードだということです。ETCカードはICチップ接触型なので、重ねていても問題にはならないはずです。
心配なのがこのタッチ決済のできるクレカとSuicaです、相互に電波が干渉してエラーになるのではないかと、懸念をしています。駅の混雑した改札口でキンコーンとエラーになるのは、非常に恥ずかしい。
せっかくのタッチスルーができるのに、いちいち財布からカードを取り出してタッチするのも手間です。それに、カードの出し入れの回数が増えれば、それだけ「東京駅開業100周年記念Suica」にも傷が付いていきます。
ここはスマートに財布のタッチだけで全てが済むよう、スマートに改札の通り抜けやクレカでの支払いができるのが、望ましいところです。
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薄さと軽さを極めた本革財布「UNIVERO」を使ってみた
財布を忘れて出かけてもスマホでほぼ生活できる 何度か財布を忘れて出かけしまったことがありますが、今の時代はスマホに登録さ ...
そこで、改札エラーやカード同士の干渉トラブルを防止するために、このICカードの間に電波を遮断するシートを挟んでみることにしました。
困ったらAIに聞いてみるICカードエラー防止カード
さて、極小・最薄・最軽量の「UNIVERO」財布に格納したタッチ対応のカード2枚、財布に入れたままでタッチ決済ができるように、間に電波遮断のセパレートカードを挟みます。
複数のタッチ決済型のICカードを1つの財布やパスケースに入れていると、カード同士が同時に反応してしまいエラーが出ることから、電磁波を吸収/遮断するシートをカードの間に挟むことで、読み取りエラーを防ぐことができます。
まずはAmazonで「ICカード」「干渉防止」「セパレーター」のキーワードで検索をしたところ、様々な種類があることが判ります。価格も300円程度の安いのから、高いもので1枚2,000円くらいまでと価格の幅も広く、何種類かあります。
電波遮断シートって1種類じゃないんだぁ!「価格の違いは何?」というのが素朴な感想。複数枚がセットになっているものは、家族で使ったり複数の財布やパスケースに入れて使うことが想定されるためでしょう。
どれが良いのかさっぱり解らないので、困ったときのAIでgoogle「Gemini」さんに「ICカードエラー防止カード おすすめ」で聞いてみます。
すると、それぞれに違いがありいくつかの種類に分かれることが判りました。
- ICカード同士の干渉を防ぐ(2枚使い用)
パスケースの両面にSuicaとPASMOなどのタッチ決済型のICカードを入れて使い分けたい場合。 - スマホとの電磁波干渉を防ぐ(スマホケース収納用)
手帳型ケースやスマホ背面のポケットにICカードを入れる際、スマホが発する電磁波による読み取りエラーを防ぎます。 - カード情報を守る(スキミング防止用)
クレジットカードや、最近は持ち歩きが必須となったマイナンバーカードなどの情報を抜き取りから守るタイプです。
一般的に「ICカードエラー防止カード」を使う用途としましては、2枚の鉄道系タッチ決済カードを使い分けていたり、タッチ入場する社員証や入館証とSuicaなどを同じパスケースに入れて使うということが想定されます。また、スマホケースにICカードを入れている人はスマホの電磁波によりカードの破損を防ぐために必要となります。
そこで今回は、Suica側にはICカードの改札エラーを防ぐタイプ、クレカ側にはスキミング防止のシートが貼られている表と裏で①と③の二刀流混合タイプを選んでみました。
ICカードエラー防止カードの価格の違いとは
Google Geminiに聞いて調べてみますと、この「ICカードエラー防止カード」の検索結果に出てくるのは、ほぼ全て通販サイトのランキングとなり、その精度やエラー率などが判らず全く参考になりません。他の商品のような、商品同士を比較して検証したサイトがありません。
「おすすめ○○選」とはあっても、レビュー記事は極めて少ないことに気づきます。検証記事ではあっても、アフィリエイト記事であることから通販へのリンクも多く、その内容には信頼がおけないのでした。
「ICカードエラー防止カード」の技術的な理屈は簡単で、カーボンファイバーやアルミシートといった電磁波を遮断できるシートを挟むことで、相互の電磁波を遮断して干渉しないようにする、というものです。極端な話、アルミ箔をカードサイズにパウチして自分でも作れるわけです。
原理は簡単ですので、安いものは100均などでも購入ができます、スマホ関連のコーナーに置いてあることが多いようです。
ただし、100均の「ICカードエラー防止カード」でも一応は使えるみたいですが、別のレビュー記事では使えるもののごくたまにエラーを起こすようです。このエラーの頻度がそれほど高くはないものの、たまにいきなり発生することから改札が閉まってしまった時にはメチャクチャ恥ずい、となってしまいます。
エラーが起こる理由は、100均の「ICカードエラー防止カード」では、コストを下げるためにアルミシートをPET樹脂シートで挟んだだけのようです。高価なものはさらにカーボン樹脂で挟んでいるなどのコストがかかっています。
100均のシートはその分が薄いことから、電波を通してしまったり横から漏れたりすることがたまにあり、これでエラーが出るようです。複数枚を重ねて使うことで、エラーの数は減らせるようです。
改札でのエラーは、電波遮断に失敗していることが判りますが、スキミング防止の方は漏れていたのが判らないことからも、格安でわずかでも信頼ができないカードはちょっと遠慮したいところではあります。
「ICカードエラー防止カード」のレビューやおすすめカードを調べていて、結論としましては高いものでも手が出ないほど高価ではないことから、誰もが名前を知るメジャーなメーカーの知名度を信じて選ぶことにしました。電波って、目に見えないものですからね。
ICカードエラー防止カードは安心の文具メーカー
今回、「ICカードエラー防止カード」で選択したのは安心の文具メーカー品で、サクラクレパスのスキミング&改札エラー防止カード「UNH-105-B」というタイプです。
コクヨとかサクラクレパス、パイロットといった文具メーカーがOEMとはいえ、このようなガジェットを作って販売しているのは予想外でしたが、社員証や入館証にセットするオフィス製品と考えれば納得です。
デザイン的には文具メーカーらしくパステル調で可愛らしいのですが、カードの間に挟んでしまい財布を開かずにタッチ決済がメインとなると、目にする機会はあまりありません。このため、他社のように無機質なカラーでも問題は無いとは言えるのですが、文具らしいカラーと券面デザインはまぁ気分を上げてはくれます。
多少価格が高くてもサクラクレパスを選んだ理由は、上記3種類の防止機能をそれぞれに作り分けていることから、自分が希望する機能を表裏で選ぶことができます。これで、ICカード干渉防止とRFIDスキミング防止の機能をハイブリッドで選んでみました。最近流行りの言い方では、二刀流とも言います。
RFIDスキミングとは、読み取り機器を5~6cmまで近づければクレジットカードやマイナンバーカードの情報を盗めるというものです。満員電車やエレベーターなどの人混みで、身体が物理的に密着するような場所で行われます。
おそらくは、このサクラクレパスのスキミング&改札エラー防止カード「UNH-105-B」は、PASS側に電波を通さないカーボンファイバーとアルミシート、裏面のBLOCK側には電波吸収シートが貼られているものと思われます。電波吸収シートは受けた電波を熱に変換してしまう素材で、これにより電波を反射せず押さえ込んでしまいます。
一つ懸念されるのは、この状態でクレジットカードを出さずに薄型財布の上からタッチ決済ができるのかという点です。至近距離からの電波を吸収するだけですので、ゼロ距離で密着するタッチでは読み取るとは思うのですが、この点も後ほど検証します。
ICカードと重ねて使っても薄い!AIの厚みはウソ
サクラクレパスの「スキミング&改札エラー防止カード(UNH-105-B)」は、長辺85mm×短辺54mm×厚み1mm(メーカー公称記載)とクレジットカードサイズで、カードと重ねて違和感なく使えるようになっています。
カタログ値での厚みは1mmとありますが、明らかにクレジットカード(JIS規格0.76mm)よりも薄く、1mmは無いでしょうという感じで0.2~0.3mmくらいの厚紙のようなシートです。AIはネットの公式情報1mmを元に出してきますので、クレカよりも厚いとウソを教えてきます。
どう見ても、そんなワケない。そもそも、クレカよりも厚かったらクレカをどれか1枚を諦めて外さなければならなくなります。ちゃんと、カードの厚みは0.2~0.3mmだとGeminiに教えておきましたので、その後は修正されているようです、やっぱAIは賢いな。
早速、最薄財布UNIVEROへカードと一緒に収納してみます。一番下に記念Suicaの印刷面を上向きに入れ、その上にPASS面を下のSuicaへ向けて、上のクレカとETCカードへBLOCK面を向けます。これで、カード収納部へ押し込めば、きちんと端が揃って入りました。
端が少しでもズレていたりしますと、そこから電波が漏れるらしくエラーが出る確率が上がるようです。エラーが出る場合には、まずはこのズレを確認すると良いそうです。
幸い最薄財布のUNIVEROは、隙間や遊びが全く無いためにカードは全てきっちりと重なって端が揃います。この財布にクレカは5枚までしか入りませんが、サクラクレパスのエラー防止カードは極薄ですので、5枚まで入れるには問題にはならなさそうです。
サクラクレパスのこのシート「UNH-105」は、薄いながらも片面が遮断、片面が電波吸収という機能をしっかり果たしてくれるため、ミニマルな装備を好む方には優れた名品と言えます。
ただ、この手のセパレーター全般的に言えるのですが、対応カードが限られている場合があるため、「Suica」「PASMO」「ICOCA」「PiTaPa」「社員証」など、対応するカードを確認する必要があります。このサクラクレパスの「改札エラー防止カード」でも、「ICOCA」「PiTaPa」の2枚で使えなかったという報告があるようです。
ICカードエラー防止を入れてタッチ決済してみた
早速、サクラクレパスのスキミング&改札エラー防止カード「UNH-105-B」を最薄・最小財布「UNIVERO」に挟みタッチ決済をしてみます。まずはこの「東京駅開業100周年記念Suica」は、この3/31までに一度決済で使用しなければならないのですが、4月までは近々に電車を使う予定が無いことからコンビニなどで決済を行う必要があります。
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まずは、お昼でとんかつを食べに入った"松のや"で使用、エラーも無く問題なく決済ができています。その後も、セブンイレブンでの買い物でも使ってみましたが、財布の上からのタッチで決済ができました。
また、財布に記念Suicaを入れたままでJR券売機のチャージでも問題なくできましたので、このまま改札も通れるとは思います。
まだ数回の試行ではエラーには遭遇していませんが、このパッキングは非常に安定していると言え、今後もエラー知らずで運用は可能だと思われます。決済エラーはやり直せば済むのですが、改札エラーは1回でもあると後続に迷惑もかけるので地味にストレスとなります。
このため、このサクラクレパスのスキミング&改札エラー防止カードのセパレーターを使用する際には、エラーを極力出さないよう、
- カードのズレに注意
カード同士が少しでもズレていると隙間から電波が回り込み磁気干渉が起きてエラーが発生することから、極小・極薄財布UNIVEROのタイトなカード収納がうまく噛み合った理想的な組み合わせです。 - 極薄0.2mmの防止カード
シートが0.3mm程度と薄いため上下のカードが密着し電波の回り込みを防ぐシールド効果が最大化され遮断層が常に正確にICチップの間を仕切れている。 - 電波の分離
上のタッチ決済と下のSuica(FeliCa)が物理的・磁気的にしっかりと絶縁できている。
このミニマル財布UNIVEROでカードの端がきっちり揃うことが、エラー防止においては非常に重要なポイントです。
カードの位置を変えたり財布を開いたりという小さなストレスが無くなるだけで、タッチ決済の快適さが全然違います。
2枚のICカードやスマホとの干渉を防ぐにはカーボンファイバーとアルミシート、スキミング防止には電波吸収シートが使われていて、役割が違うということを頭の中に入れて自分の用途に最適なICカードエラー防止カードは選びましょう。






