メイクのノリをよくすることを目指して美肌ケア
当初、スキンケアを始めたのは新型コロナ禍真っ只中の約2年ほど前で、小林製薬の「ケシミン」を使い始めたのが最初です。それまでは、美肌を求めたりスキンケアなどは考えたこともありませんでした。
若かりし頃には冬は毎週末にスキー&スノボー、夏は海水浴へと気にせず日焼けをしていたせいで、頬には肝斑とチークラインにはうっすらとシミが浮き出てきています。これを改善しようと小林製薬の「ケシミン」を使い始めましたが、2年間の使用で肝斑は多少は薄くはなったものの改善とまでは言えない状態です。
続いて、2022年末のコミケで初コスプレ(男性キャラ)をした際に、ファンデーションのノリが悪く、マスクを外せなかったことがトラウマとなり記憶に焼き付いてしまっています。これを何とかしなければと、翌年2023年春から本格的にスキンケアを導入しています。
メイク下地が乗る基礎がしっかりすれば、その上には何を乗せても上手くいくことから、ベースのお肌をお手入れすることにしました。目指すはお人形さんのようなツルスベなお肌ですが、さてどこまで行けるでしょうか。
これまでは、8月の夏コミ、9月のゲームショー、10月のハロウィンと3回、目標に達せずコスプレを断念しています。
美肌スキンケアの始まりは富士フイルム「アスタリフト」
本格的な美肌を求めてスキンケアを開始したのは、4月の富士フイルム「アスタリフト」のシリーズのサンプルを取り寄せたところからスタートしています。
最初は特にお気に入りのブランドなどもありませんでしたし、何を購入してどこから始めたら良いかもさっぱり判りませんでしたので、何となく「アスタキサンチンのナノ化の技術」がすごいというところに惹かれて、基礎からカバーまでをセットで購入出来るブランドを選択しています。
というのも、皮膚にはバリア機能があり病原体やウイルスに侵入されないよう保護されています。このため、塗り薬や美容液はそのほとんどが深い層の目的の場所へ到達できません。
そこで化粧品各社では、いかに美容成分を皮膚の奥深く目的の場所へ送り届けるかで、技術を競っているわけです。その一つが、有効な美容成分の粒子を限りなく小さく、ナノ化(1nm=0.000001mm)の技術というわけです。小さければ細胞と細胞の間をすり抜けて、奥まで浸透するというわけです。
なぜ?メーカー違いの美容液が増えていく理由
総合的に富士フイルムのアスタリフトを使用し始めましたが、コスプレ用のメイクを宅コスでテストしていますと、いろいろとアラが目立ち気になってきます。そこでメイクの障害となったのは、毛穴でした。新型コロナ禍でのマスク生活が長かったせいか、予想外に頬の毛穴が目立つようになっていたのでした。
この毛穴対策としましては、下地で対応するかベースのお肌をツルスベの陶器肌に変えるか、2つの選択肢があります。下地メイクも試行錯誤いたしましたが、結局のところベースのお肌が重要ということで、スキンケアで出来るところまで美肌を求める方法を選びました。
ここで、毛穴対策としてはビタミン誘導体などが有効となります。これで「オバジ:C25セラム」「シスレー:ブラックローズプレシャスオイル」「資生堂:クレ・ド・ポー ボーテ セラムラフェルミサンSn」を春以降で順次追加してきました。
また、秋以降には気になっていたシミ対策としまして、「大塚製薬:インナーシグナル リジュブネイトエキス」と「POLA:ホワイトショットSXS N」を追加することになります。これらは、通常の美白に対するトラネキサム酸とは異なるアプローチをします。
「POLA:ホワイトショットSXS N」は、これまで2年間使用してきました「小林製薬:ケシミン」を置き換えるものになります。下地メイクとファンデ、コンシーラーで消せる程度には薄くなりましたが、ケシミンではここまでと判断して置き換えることにしました。
基本的なスキンケアとしまして、「富士フイルム:アスタリフト」シリーズの中に、美白やシワ改善に毛穴対策などは効果として網羅されてはいるのですが、総合なので各作用は弱いと言わざるを得ません。
それぞれの美容液は、その成分や効果、濃度、働くメカニズム(機序)などが全く異なります。1本万超えと高価な美容液が並びますが、そのメーカーしか使えない独自の成分であったり技術もあり、開発には10年単位での長い年月がかかっていることから高価となり、他のメーカーでは代替えができない美容液でもあったりするのです。
そこで、効果を求めて各作用に特化した美容液を揃えていきますと、いろんなメーカーの美容液が揃ってしまう結果となります。
美肌へ向けてのスキンケア美容液でメーカー違いの順番はどうする
同一メーカーのシリーズで総合的に揃えていれば、メーカー推奨の使用する順番は指定されています。ところが、メーカーが異なりますと、どの順番で使用するべきなのでしょうか。
メーカーの注意書きを見る限りでは、異なるシリーズの美容液を併用する場合には、「使えるけれども自己責任ね」というスタンスです。とはいえ、求める成果とその成分や機序は、他のメーカーのものでは代替えが効かないことから、複数のメーカーにまたがってしまうのは仕方がないことでもあります。
そこで使用する順番を、そのメカニズムと溶液の状態から考えてみます。一般的には最初の方はサラサラの液体形状で、使用の後半へ行くに従ってオイリーとなり液状からクリーム形状になります。
美容液を塗る際には大きく分けて2つのパターンがあります。1つは洗顔直後で、もう一つは化粧水の後というものです。最も効果を発揮する使い方をしなければ、せっかくの高価な美容液が無駄になってしまいますので、神経を使う部分でもあります。
美白と毛穴対策の美容液の順番を決定
何度か順番を変えて使用してみた結果で、次の順番に落ち着きました。
- 洗顔
- アスタリフト:ジェリーアクアリスタ
- インナーシグナル リジュブネイトエキス
- アスタリフト:化粧水
- オバジ:C25セラム
- アスタリフト:ザセラムマルチチューン
- ホワイトショットSXS N
- Sisley:ブラックローズプレシャスオイル
- 資生堂:クレ・ド・ポー ボーテ セラムラフェルミサンSn
- アスタリフト:アドバンスドクリーム
まず洗顔直後ですが、富士フィルムのアスタリフト「ジェリーアクアリスタ」と大塚製薬「インナーシグナル」が、洗顔直後の指定です。さて、どちらを先にするべきか、最初の1本を悩むところです。
ジェリーアクアリスタは、角層を整えてこの後の美容液の浸透を促進する役割を持っていますので、これまでと変わらず一番最初に使います。続いて洗顔直後指定のインナーシグナル、とろみのある乳液のような液体ですので、すぅっとのびていきます。
そこから化粧水、化粧水後指定のオバジC25セラム、これはサラサラなオイルですので塗った後もベタつきません。続けて富士フィルム指定でザセラムマルチチューン、これはシワ改善や美白などなど幅広くケアします。
この「ザセラムマルチチューン」には、シリーズで「ブライトニング」という美白を強化したモデルが出ているのですが、従来の美白ケアでトラネキサム酸が主成分となり大塚製薬やPOLAとはまたアプローチの仕方が異なるのでした。
ここで次にPOLAの「ホワイトショットSXS N」を頬とチークラインへ部分的に使用します。米つぶよりも小さい量を指先に取り、該当部分の両頬へ塗り広げます。
なぜここへ持ってくるか、POLAのWebには「ホワイトショットCXS N」がポンプでプッシュするとろみのある染み透るリキッドで、おそらくは「ザセラムマルチチューン」と同じ役割のものと推察できることからです。また、少し硬めのクリームであることから、オイルやクリームを塗った後では均一に広がらないとの判断です。
ここまでは液状、またはジェル状の液体で手のひらの温度で液状に変わり、塗った後もサラサラしている美容液です。ハンドプッシュでは、肌が吸い付いてくるようになります。
ここからはオイルやクリームとなり、少しアブラでギトギトになることから、少しは量をセーブしながら使います。
「ザセラムマルチチューン」が肌に馴染んだら、「ブラックローズプレシャスオイル」をこれも部分的に使用します。オイルで伸びが良いことから手のひらに取るのは3滴、シワとか毛穴対策ですのでほうれい線、目尻、鼻側、チークラインに重点的に置いていきます。
続いて「クレ・ド・ポー ボーテ セラムラフェルミサンSn」、これが馴染んだらこれまでの全てをカバーする保湿クリームの「アスタリフト アドバンスドクリーム」で最後になります。
これで、乾燥した冬の寒い日でも夕方まで肌は潤い、ふっくら弾むようなハリつや肌を保っています。朝はちょっとアブラでギトギトなので、少しティッシュオフした方がよいかもしれません。