8月16日(土) -コミケC106 1日目コスプレは雫たん
土曜日の朝、お盆休み真っ只中ではありますので、朝の渋滞情報を確認したところ郊外への高速は若干混雑が見られるものの、都心部の首都高速には目立った渋滞はありませんでした。
いつも通りに朝はフェイスケアから準備をするのですが、真夏の汗でのメイク崩れは前日夜と朝のフェイスケアがきちんと保湿できているかが重要とありましたので、ここは時間と手間は抜けませんのでしっかりと行います。
また、夏コミは真夏の炎天下のもとでもあることからも、何かと汗臭い体臭が話題となります。このため、朝はシャワーを浴びて軽く夜の汗を流しておきます。
さて、車を出したところ首都高速の入り口直前の掲示板では故障車により渋滞が発生しており、通過に25分かかると出ていました。通常なら首都高でお台場までは15分程度なので、一般道で渋滞箇所を避けて行きます。結果、25分ほどでお台場の駐車場へ入れましたので、迂回は成功です。
金曜夜に寝るのが遅かったことから朝のスタートも30分遅れて、予定していた出発時刻8時過ぎも30分押して9:45頃となっていました。予定が当初よりも押せ押せとなってしまっています。
最も過酷なコミケ地獄の入場待機列に並ぶ
若干のイレギュラーはあったものの、9:10頃には車を地下駐車場へと入れることができ、駐車場の空き状況も思っていたよりも空いていました。お台場でイベントなどがある混雑時には、9時過ぎには入らないと炎天下から逃れられる地下駐車場は人気があり、すぐに一杯となってしまうのでした。
それもあり、入場開始は10:30なのですが、9:30には入場待機列に並びたいのでした。
今回は、ビッグサイトの東館1〜3が改修工事中で使えないことからそのしわ寄せが南館へと来ていて、これまで南館にあったコスプレエリアが追い出されて1F庭園と、TFTへ更衣室が移動しています。あと更衣室は会議棟(三角屋根の中)となっています。
このため入場は東館入場ではなく、西南館入場を目指すのがよく、そうなると入場待機列の最後尾は夢の大橋の付近となります。そこで、車を停めたお台場からは東京テレポートからの電車で1駅移動ではなく、歩いて国際展示場方面へ向かうのが得策となるのでした。
電車で来る人も、国際展示場やビッグサイトで降りても大混雑で、結局はぐるっと遠回り誘導でかなりの距離を歩かされますので、東京テレポートや青海といった一つ前の駅で降りて歩いても、時間や歩く距離はそれほど変わりません。
そういうわけで、10分ほど歩いて9:30には夢の大橋を渡ったあたりの西南館入場待機列の最後尾に並んだのでした。ここから、10:30に入場が始まり待機列が動き始めたのが10:50頃、館内に入れたのは11:45頃でした。
1日目の土曜日は、少し曇りがちで直射日光にさらされない分は待つのもすこし楽だったのですが、西の方に怪しげな黒い雲が。明らかにゲリラ雷雨の局地的な雨雲で、雨雲レーダーを確認したところ隣の大田区あたりが真っ赤で降っているようでした。東の海側は、見事に晴れているのでした。
後でニュースで確認しますと、渋谷・世田谷でゲリラ雷雨があったようです。スタッフからも、後5分ほどでゲリラ雷雨がやってきますとのアナウンスがあり、ポツポツと雨が降り始めますと一斉に皆さん傘を開きます。
さすがに皆さんよく準備をしてきています、熱中症だけでなく雨対策もバッチリです。結局は、そのポツポツだけで濡れるほどの雨は降らず、その後も2日間お天気には恵まれるのでした。
不思議とコミケは夏冬共にお天気のジンクスは良く、台風は前夜のうちに足早に通過して行ったり、ゲリラ雷雨も同じ港区内ですぐ隣の六本木では土砂降りでもお台場・有明は降っていないということがよくあります。悪天候の回避率は、100%に近いくらいに高いと経験上言えます。
コスプレ更衣室
エントランスホールの館内へ入りますと、すぐ左側に会議棟へと昇るエスカレーターがあり、これを延々と上がって行きます。ちなみに女子更衣室はここの1Fなので降ります。男子更衣室とクロークはこの上で、それぞれ6Fと7Fとなります。
12:00前には更衣室利用料500円を支払って入り、ここはエアコンがよく効いていますので水分を補給しつつひと休みします。問題はここからで、メイクに時間がかかるのが難点でもあります。
結局は、着替えて出てきたのは15時近くであり、メイクと着替えの時間は2時間半となっています。どうせ車での移動なんだから、もっと朝早く起きてあらかじめメイクをして行ってはという考えもありますが、暑い中では汗でメイクも崩れてしまうことから、着替えと一緒に直前のメイクを選んでいます。
この限られたイベント時間内で、時間を有効に使えるようにメイク時間の短縮は急務、今後の課題となります。せめて1時間ですよね、何でこんなに時間がかかるのでしょう?
おかげで撮影の時間がほとんど取れずに、会場も広く歩き回れませんでした。もっとも、ここでコスプレをするということが第一目標ですので、仮にコスプレ撮影の枚数が減ったとしましても、満足はしています。
人前でコスプレとは言え女装をするということが、大前進であります。どうせ撮影枚数が多くても処理をしきれませんので、最近は撮影枚数を絞って楽しむことに比重を置いています。
このイベントの空気に触れること、メイクを含めて普段できない女装ができること、コスプレをして評価をもらうこと、コスプレイヤー側に立つことで密な会話ができること、それが楽しく自分には意味があることなんですね。これまでに知らない世界を知れるということは楽しくもあり、新しいことを始めるには壁にも当たりますが新たな発見や創意工夫は人生の糧となります。
今回は、ちょっと自撮りを多く撮ってみることを意識してみました。
コスプレ「着せ恋」の雫たん
こちらの衣装は、すでに冬コミとニコ超でお披露目済みなので特筆すべき点はありませんが、強いて言えばこれまでのソフトパニエからハードパニエへと変更してスカートの膨らみにボリュームを増しています。
炎天下の中で汗をかいて、パニエのウエストゴム部分がビチョビチョに濡れていました。とりあえずは、2日目も使いますので洗濯はせずにそのままキャリーオーバしています。
あとは初めて5cm増しのシリコンブラを入れており、さらに5cmアップする盛りブラを使っていますが、原作のように胸の谷間がはち切れんばかり、とまではいきませんでした。なかなか肩紐なしのブラでおっぱいを持ち上げるのは難しそうです。
このあたりもノウハウとして、回数を重ねるごとに蓄積がされていくのですけどね。
8月17日(日) -コミケC106 2日目は海夢ハロウィン魔女
2日目
さて、8月17日(日)はコミケC106の2日目となります。やはり前日夜の準備は深夜遅くまでかかり、寝たのは2時でした。
前の日よりは少しマシというレベルですが、それでもエアコンの設定がうまく行っているせいか、4時間はぐっすりと寝られて6時の目覚めは比較的良いです。早速、凍らせたドリンク類をキャリーバッグへと詰め込みます。
出発時刻は1日目と同じくらいとなりますが、首都高速は渋滞もなく順調に走れて9時前には駐車場へと入れました。空き状況は1日目の土曜日と比較しても空いている状況で、エレベータに最も近い駐車枠へ入れることができました。
日曜日の方が混んでいると予想していましたが、少し拍子抜けです。これもメガウェブやビーナスフォートがなくなった影響なのかなと感じるのと、お台場の観光客が大きく減ったなと思うのでした。フジテレビの不祥事の影響も、少なくはないのではないでしょうか。
さて、1日目と同様に東京テレポート駅から歩いて夢の大橋方向へと向かいます。昨日からは20分ほど早く着いたことから、待機列も少し前の順番になりました、10分違うと随分と違うのですね。
お天気は怪しかった前日とは打って変わり快晴、照りつける太陽が痛く肌を指します。ハンドタオルで汗を拭きながら、凍らせたドリンクで水分をこまめに補給し、スプレータイプの日焼け止めを頻回に吹き付けます。
結果、館内に入れたのは11:30となりまして、今日も更衣室へと直行するのでした。目指すはメイク時間の短縮で1時間半、13:30頃にはエリアへ出たいところです。
2日目のメイク
夏の滝汗によるメイク崩れの要因として、汗や皮脂と同時に事前のフェイスケアの保湿が十分ではないことが挙げられています。このためクリアで汗や皮脂を軽く落とした後に、あらためて化粧水とビタミンCで保湿をやり直してみました。
化粧水はタカミの試供品の1回分パックです。こういう時の試供品は、嵩張らなくて化粧ポーチに入るのでいいですね。
汗による化粧崩れの他の要因としましては、下地からファンデーションの時間をかけすぎて乾いてしまうという点がありました。この点も、時短を目標としても利害が一致します。
汗でファンデがグズグズに崩れて毛穴が目立ち老けて見えてしまうよりも、意外と保湿さえ保たれていればすっぴんに近い方が綺麗なのではないかとも思っています。このため、今回のメイクではファンデは極力薄く、海夢ちゃんは素の女子高生なのでメイクも過剰は避けて質素にを心がけてしてみました
それでも真夏の炎天下、35℃を超える気温ではメイクはダダ崩れ、まぁこれは自分だけではなく順序さんのコスプレイヤーも同様ではありましたが。
2日目コスプレは初出し
2日間ともに同じコスプレで行けば安定なのですが、1日目には汗だくで衣装を洗濯しなければならないこと、一夜では乾かないことなどから、2日続けての場合には別の衣装を用意する必要がありました。そこで2日目に選んだのは、おっぱいの谷間を強調できる同じ「着せ恋」の海夢ハロウィン魔女です。
2022年のハロウィン時期の書き下ろしイラストで、原作には登場しないのですが可愛い衣装なのでした。これもコスプレを始めた初期、昨年から計画をして準備していたものです。
ただし、真夏の炎天下で黒い衣装は失敗でした。黒は太陽光を吸収して、グローブなど肌に張り付いている部分がジリジリと熱く焼けるのでした。ホント、好きでなければできませんね。
また、グローブをしていますとスマホの操作ができませんので、自撮りやXの投稿をするたびにグローブを外す必要があるのでした。脱いだグローブをなくさないように、注意する必要もあります。
汗で張り付いていて、グローブも脱ぎづらいのでした。やってみて初めてわかる、色々な反省点・修正点です。
何はともあれ、この衣装をやってみたかったのは胸の谷間を綺麗に出したかったからで、普段の生活ではできないことができるのも、コスプレの魅力の一つではあります。実際に、すれ違う男の子の目線が胸元に来ていることを感じる時もありましたので、まずは成功かな。
今回もバストは、シリコンブラと盛りブラで盛っています。衣装の胸元の露出が多いですから、1日目の雫たんよりも胸元に視線を集めることが可能です。
また女子のレイヤーさんから、「わぁ、綺麗」と向こうのほうから声も聞こえましたし、撮影させてもらったアイドルのコスプレイヤーさんからも「綺麗な衣装ですね」と褒められ、会話が弾みました。
初出しで失敗点もありますが、出せて良かったと概ね満足はしています。次はメイクも含めて、もっと頑張ろうとやる気も湧いてきます。
2日間を終えての総括
これまでコミケへ行く理由はコスプレ写真の撮影がメインで、とにかく人数を枚数を撮ることが目的でした。
が、そんなに枚数を撮影しても処理をしきれないこと、SNS等で公開するのにも綺麗に修正をする必要があることから処理には時間がかかります。どうせアップをするのなら、綺麗に撮ってあげたいじゃないですか、これコスプレイヤー側からの目線ですね。
また、これまではコスプレイヤーの多くが写真集を出したり撮影会へ出たりして、半アイドル的な活動をしている人が多いことから、ほぼ100%の確率で宣伝のためにSNSへのアップがOKだったのですが、コスプレの裾野が広がることによりアップを嫌う人が以前に比べて増えています。
このため撮影は絞り込む必要が出てきています。ここで、コスプレを作るのに時間がかかることによって、撮影時間が短くなることで撮影枚数も自然と少なくなり、選りすぐる必要が出てくるわけです。
と同時に、コスプレ同士の会話が衣装やメイクへと広がり、カメラマン視点からコスプレイヤー視点へと目線が移ることで、新たな発見や経験がありこれまでとは違った楽しみ方ができるようになっています。
新たな経験
今回の2日間で、人生初経験のものがありました。というのも、学生の頃より目が悪くずっとメガネを使用しているのですが、コンタクトレンズは目に物を入れることから怖くて使えませんでした。
痛いんじゃないかとか、ゴロゴロするのは嫌だなとか、洗浄や取り外しなどの扱いが面倒くさいなとか、ネガティブな印象しかありませんでした。
今回、赤い瞳にするべく度付きのカラコンを人生初経験です。カラコンは雫たんのコスプレを準備する段階から用意はしていたものですが、これまでコンタクトの経験がなく使えず、ニコ超でも入れるのに失敗して無駄に廃棄していました。
それを今回は、事前に入れる練習をして臨んでおり、無事にイベントでも赤い瞳を再現できました。今回同様に初体験の付けまつ毛とともに、カラコンって目元の印象を大きく変えるのですね。
ちなみに付けまつ毛の方は、1日目雫たんは付けたものの撤収時の更衣室で鏡を見たら左側がどこかへ落としていました。2日目ハロウィン魔女では、そもそもなかなか付けられずに時間切れで断念しています。
事前の練習では付けてその印象の違いに驚いていたのですが、きちんと落ちないように取り付けるなど、糊の買い替えともっと練習が必要なようです。
メイクを含めて、山頂は遠いようです。まだまだ未完ではありますが、それでも楽しかったしいろんな新たな経験もできたし、満足はしています。