BEVを借りたのでネモフィラを見に行ってきた
ちょうど1週間前の金曜日、4月17日に電気自動車の新型マカンをディーラーから借りたので、これはぜひ遠出をしてBEVの使い勝手を検証してみようと、ドライブ計画を立てました。実は2月の館林ラーメンも、新型ベンツAMGを友人が借りたことから試乗を兼ねてドライブへ行ってきたものなのです。
この時は雨ということもあり、車の写真をほとんど撮れなかったことから試乗記にはなっていません。このAMGは暴力的な速さはあったのですが、排気音がうるさいことから日常使いや家族持ちには向かないという結論になっています、完全に趣味の車です。
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雨の中、東北道をかっ飛ばして館林へラーメンを食べに行ってきました
約1ヶ月ぶり久々のBlog更新です 2月25日(水) -女ホル摂取5年 ダーメストリル100×1枚貼布/2day(臀部右 ...
さて今回EVが借りられたのは1週間、4/17~24までとなりますのでこの間で予定を立てます。一緒に行く友人何人かに声をかけますと、なかなかみんなが合う時間が無かったのですが、唯一4/20(月)なら合うということでこの日に行くことが決定します。
土日よりも、平日希望で都合が付けられる人たちって・・・みんな会社持ちなので、意外と土日の方が忙しかったりします。
問題は目的地なのですが、伊豆へイチゴ狩りに行きたいという友人があったのですが、すでにシーズンは終わっているということで断念します。そこで、この時期にドライブへ行くのに最適なところをAIに聞くと、ちょうど今週はひたち海浜公園のネモフィラが満開で見頃だということが判りました。
今の時期に適しているのは、ツツジや藤の花が見頃でピークですので、それらが有名な場所が候補にあがります。ただ、これらの花は東京から近い場所にも多いことから、BEV検証のための中距離ドライブが目的では適さないとなります。
藤の花であればちょうどよい距離は「あしかがフラワーパーク」あたりでしょうか。そういった意味からも、都内から往復350kmで日帰りができる場所ということで、ひたち海浜公園はちょうど良い距離にあるのでした。
この「走行距離」にこだわるのは、今回初めて借りたBEVで使用状況による充電環境を検証するというのが、最大の目的でもあります。実際に電気自動車はガソリン車と比較して使えるのか?ということが知りたかったのです。
来週末のGWにはもう満開を過ぎてしまう、今週が最適なピークということでも青い絶景のネモフィラを見に行くことが決まりました。
ポルシェEVマカン充電量88%で出発
朝7時に出発して、友人2人を拾いつつ首都高から一路常磐道へ、友部JCTから北関東道へと入りひたち海浜公園を目指します。首都高で朝の通勤渋滞を予想していましたが、思ったよりもスイスイと流れており、けっこうスムーズに走れました。
やはりEVは電池が床下にあり重心が低いことから、マカンEVのSUVといえども首都高のカーブをひらりひらりと気持ちよく交わしていきます。2.4tと自動車としてはかなり重い車重なのですが、モーターの加速はその重さを感じさせずに狙ったライン通りに車体を引っ張ります。
例えば、ガソリン車で前の車を追い抜きたい場合には、アクセルを開けてエンジン回転が高まりギアが1段下がってから加速が始まります。このワンテンポの遅れがあるのですが、EVはアクセルを開ければ瞬時に加速が始まります、これが電気モーターの最大のメリットです。
つまりは、追い抜く前に思い描いたラインがそのまま実走行で再現ができるのです。まず、「抜けるかな?あー抜けなかった」と予測を外すことが1回もありませんでした。
この余裕が生まれることで、マージンを大きく取りながら追い抜くことができますので、無理をせずより安全に走ることが可能になるのがこの電気自動車です。
ハイブリッドの場合、以前プリウスαに乗ったことがありますが、やはり加速にはエンジンの力が加わることと、プリウス系は燃費に振っていることからタイムラグが生じています。
ここまで気持ちの良い加速をするのは、BEVならではです。そんなに数多くのBEVに乗ったことがあるわけではないですが。
これ、たぶんBEVを所有して充電に問題がなければガソリン車には戻れなくなるんじゃないですかね。だいたいBEVを手放すのは、電池を含めての充電環境が問題となっているはずです。
市街地では何度かタイカンやEVマカンを試乗させてもらったことはあるのですが、いずれも本当に街中なのですね。このため加速や高速といった体験はできず、本当にEVは使えるのかという疑念が常に頭の片隅にありました。
電気自動車の充電と航続距離
BEVの加速や街中での取り回しの良いことはイメージができていましたので解っていたことなのですが、電気自動車の問題は充電と航続距離なのです。
ガソリン車であれば、今回のひたち海浜公園なら前日にガソリンスタンドで満タンにしておけば、そのまま無給油で行って帰ってこられることが想像できます。多くの車の航続距離は、ガソリン満タンで400~500kmです、たぶん帰宅時にはGAS半分弱の残200km走れるくらいは残るのではないでしょうか。
これがBEVだとどうなるのか、経験が無いため全く想像がつきません。一応、新型EVマカンのカタログ航続距離は約512〜641km程度となっていますので、計算上では満充電であれば無充電で行って帰ってこられる距離です。
ですが、エアコンを使用したり検証で加速をしまくったりをしていますと、当然ながら電池は減っていきます。計画上では、どこかで1回充電をしないと帰れないかなというものでしたが、この予想は大きくハズレます。
一応、前日に不安でしたので満充電にしておこうと近所で充電スポットを探したのですが、これまでお世話になっていたメルセデス・ベンツのディーラーが一番近かったのですが、充電カードが対応しておらず使えずに断念。代わりに探すと、これまた近くのトヨタに充電器があるようなので行ってみたところ、充電スペースは空いており使えました。
が、ここは3kW/hの普通充電でBEVを充電するための設備では無さそうです。どちらかといえば電池容量が15~20kWと小さなトヨタのPHEV用なんだなというのが解ります、これならすぐ近くのレクサスの方が良かったかな。(あとで調べたらここのレクサスは受付に断ってから使う必要があるみたい)
3.2kW/hでは1時間充電してもたいした補充にはならず、85%から88%に3%増えただけでした。充電速度は2.97kWで、計算通りではあります。
1時間もその場では待っていられないのでいったん自宅へ15分かけて歩いて帰り、トイレと水分補給だけをしてすぐにきびすを返してトヨタへ車を取りに戻る、というムダな1時間を使ってしまいました。30分ほどの、ちょっとしたウォーキングの時間になってしまいました。
本来、車は時短と利便性を追求するためのものですが、BEVは充電により時間を無駄にしてしまうことがあります。このあたりが自宅充電になれば解消されるのかどうか、とにかく計画性は問われるとは思います。
計画性の無い人はBEVは向かないですし、見ているとそういう人が電気自動車の完全な否定派かな。だいたいが、マンション住まいで自宅で充電できないもの、という理由をあげるのでした、充電計画を生活の中に組み込まなければなりませんから。
普段のガソリン車でもおそらく、残量であと何kmどこまで走れる次はいつ入れるとは考えてなく、給油ランプが点いたらその時の近くのGSで入れる、という生活をしているのかなと。今どきは、イラン戦争の影響で全ての商品が欠品するということが普通に起きているのですが。
最初の充電は常磐道の友部SA
さて、月曜日朝の高速道路は渋滞もなく順調に流れてはいるのですが、やはり車は多く3車線がある常磐道でも90~110kmほどの制限速度付近で団子状態です。行きは、ほとんどBEVの加速を試せる箇所がありませんでした。
1時間半ほど走ったところで、トイレ休憩とドライバーチェンジで常磐道の友部SAに立ち寄ります。ここで本日最初の充電を行います、前日のトヨタでは普通充電でしたので右側のコネクターだったのですが、このSAでは急速充電なので左側のコネクターを使用します。
ポルシェはタイカン、マカンともに充電口は急速充電が左で普通充電が右となっていますが、メルセデス・ベンツのEQCなどは右側の上下に付いていたりしますので、購入時には自宅車庫と充電口の兼ね合いなども考慮しなければなりません。
だいたいSA/PAの充電スポットはトイレ施設の近くに設置されていることから、この点は遠くまで歩かなくて良いというのがEV旅行の良い点ではあります。が、今回は平日のため充電スペースはがら空きでしたが、休日などではどうなるか判りません。
3~5台分のいくつかある充電スペースが満車であれば、次の充電スポットまで心もとなく電池残量が少なければ、前の車が空くまで約30分を待たなければなりません。この場合、家族などの同乗者はお茶や食事に行ってしまい、ドライバーのお父さんだけ残って順番待ちということもあり得るのです。
ここ友部SAの充電器は50kW/hの出力でしたので、充電速度は43.8kW/hが出ておりまずまずの速度でした。これが30分ですので約20kWが溜まることとなり、EVマカンの電池容量は66%から87%まで増えました。
100kWがこのEVマカンの電池容量ですから、21%が溜まったというのは計算通りです。
さて問題は時間で、ここで充電のために確実に30分を費やすこととなります。これがガソリン車ですと、トイレ休憩のみで10~15分ほどで再出発ができるのです。
この余った時間はお茶を飲みながら15分ほど余計に待つ形となりました。朝飯を食べてきたばかりの9:30なのでまだ飲食には早いですし、昼食は那珂湊の海鮮を楽しみにしていますので、お腹は空かしておかなければなりません。
充電終了の10:00に友部SAを出発いたしまして、一路ひたち海浜公園へと向かいます。本当なら9:30~10:00にはひたち海浜公園へ着いていた計算なんだけど。
見頃ピークのネモフィラひたち海浜公園は大渋滞
さすがにネモフィラが満開で見頃のピークだけに、ひたち海浜公園は人人人の大渋滞です。まず駐車場に入るのに30~40分列に並び、中には入れても今度はチケットを買うのにこれまた30~40分を並びました。
車のナンバーは圧倒的に水戸ナンバーが多く、東京のナンバーと横浜・川崎ナンバーがチラホラ見られます。他は前橋や宇都宮、福島などの北関東や東北の車が多く見られました、アクセスが良いのでしょうね。
園内に入れば渋滞というのはありませんが、それでも人は多く飲食のキッチンカーやお土産屋さんのレジなどは並んでいました。
またネモフィラの丘はちょっとした小山なので、富士登山のような縦列状態となっており登りの通路も人で埋まっておりました。中にはミニスカートに厚底靴で来ている女の子もいましたが、ここはファッションよりも歩きやすさを重視でパンツに運動靴が正解です。
ここは「広大な青の絨毯の体験」がポイントであることから、写真の画角には収まりきらない圧倒的な一体感が見ものです。このため、写真やTVで見るよりも実際にはもっと壮観なので、機会があれば現地で一度実物を見てみることを強くおすすめします。
今回、ひたち海浜公園のネモフィラを選んだのにはワケがあり、昨年に亡くなった母の実家が水戸で一度もこのひたち海浜公園には行ったことが無いということでした。実家へ行っていた頃にはまだ北関東道などは無かったことから、水戸まで行っても海沿いまで行くことは無かったのでした。
このためネモフィラのニュースを見ながら、新型コロナ禍前には一度行ってみたいねと言っていたため、ネモフィラかコキアで一度ひたち海浜公園へ連れて行ってあげたいなと思っていたのですが、念願叶わなかったものです。
お昼は海鮮丼!おやつはお芋ジェラート
ひたち海浜公園は、チューリップと菜の花にネモフィラと見て回り1時間半ほどで終了、13:30には撤収して車で10分ほどの那珂湊おさかな市場へと移動します。ここで今回の楽しみの一つでもあり、お昼の海鮮丼を食べます。
ひたち海浜公園のお土産屋さんにはネモフィラクッキーとかのお土産がありましたが、青くないじゃん!中身は普通のクッキーなので買わずに帰りました。東京ディズニーシー25周年などでは、ジュビリーブルーで統一された青い商品を開発しているのですから、ネモフィラブルーもできないはずはないのですが・・・そこは企業と国営の気合いの入れ方の差でしょうか、少し残念なところです。
ちなみにネモフィラクッキーは、帰りに寄った常磐自動車道の守谷SAにも売っていましたよ。ネモフィラを見に行かなくても買えるって、何だかなぁっていう乾燥です。
その後はお昼を食べて、お土産はこれまた近くのほしいも専門店「大丸屋」で茨城名産の干し芋関連をチョイス、ミルキーなおいもジェラートを堪能して帰路につきました。
おいもジェラートは6種類の中から2種類を選んで700円、「シルキースイート」と「べにはるか」をチョイスしました。シルキースイートはミルク感たっぷりでなめらかな甘さ、紅はるかは芋の味がしっかりとしていてネットリと甘い感じでした。
付属するお芋は、それほど甘くないものが使われており、ジェラートと合わせて食べることで甘さの変化を楽しめます。
やはり必要だった帰りのEVマカン充電
さて、帰りのEVマカンの電池残量は70%ほど残っていますので、とりあえずは帰り着くだけの充電量はあります。このまま帰宅しても良いのですが、自宅には充電設備がありません。
翌日にはこの車で出かける仕事があり往復50kmほどを走らなければいけないため、帰りのSAで1回充電してから帰ることにします。これ、自宅に充電器があれば帰宅してコネクターを繋げば(3kW/h)翌朝までの8時間で25kWほどが充電されますので、全容量の50%近くまでは回復し使用には問題ない計算です。
このまま帰宅すれば、残容量は17%と表示されていました。この数値はかなり正確だと感じました。
そこで、都内の首都高へ入る前の最終SAである守谷SAでトイレ休憩とお土産購入、ドライバーチェンジで立ち寄ることにします。その際に30分間の充電を行います。
幸いにして守谷SAには100kW充電器がありこれに繋げましたので、実際の出力は68.6kW/hと高速でした。これで54%まで減っていた充電量は30分で82%まで回復しています。
このくらいでいつも急速充電ができませんと、BEVはSA/PAごとに充電に立ち寄る「尺取り虫」となってしまいます。100kW/hの充電器といっても、その速度いっぱいは出ないのです。
帰りの車の中で、助手席に乗っていた友人に「電気マカンどうだった?」と聞いたところ、いつも乗ってるマカン(ガソリン)と変わりがなくぜんぜん電気自動車っぽくなかった、と言われました。確かにポルシェ・マカンのフルモデルチェンジですから、感覚が似ているのは当然です。
これって、これまでのガソリン車と違和感がないように極めて性格を近づけて作られているせいなのか、それとも電気自動車の特徴が薄れてしまっているのか、どちらなんでしょうか。本気でこの車を買おうとしている身としましては、なんか複雑な気持ちです。
取り急ぎ、ネモフィラ旅行&EVの充電検証のレポートでした。それぞれのもっと詳細な記事は別々に後日アップする予定です。







