メモリ爆高騰9月に7万円が数日で11万円に
今回、9月にPCがクラッシュしたことから急遽新しいPCの組み立てを始めたのですが、なんと言ってもメモリが高い!
昨年9月には25,000円くらいだった32GBの最新DDR5メモリが7万円です、一時期は10万円オーバーまで値上がりをして5倍と言われていました。少し高騰は落ち着いてきて、それでも今回購入した32Gメモリが最高クラスとはいえ7万円です。
ところが、ふと何気なく同じ販売ページを見たところ、同じメモリが11万円へと爆高騰しているではありませんか、昨年末の最高に上がった時よりも上に値上がっています。
いったい何が起きている!?
このあたりもGeminiに聞いてみたところ、依然としてデータセンター建設需要が旺盛で、メモリメーカーからPC製造ベンダーへの第4半期(10-12月基)のDRAM契約価格が引き上げられると報道されたため、市場への価格転嫁が起きたようです。
このamazonの値上げは異常ではありますが、価格.comを見ても6万円台は無く全て7万円以上、最新DDR5の主流は10万円近いようです。
さすがに10万円オーバーでは売れなかったのか、翌日には75,400円に戻っていました。今後もメモリが足りない状態は続くとみられるため、下がったとしても6~7万円付近で推移するとは思います。
メモリの高騰は私たちの生活に大きく影響
パソコン買わないし使わないから自分は関係ないと思っている方、関係ないことはありません。メモリDRAMはPCだけでなくスマホやタブレットをはじめ、あらゆる家電製品に使われていますので価格に転嫁されます。私たちの生活に値上げという形で、大きく関わってきます。
このPCのDRAMは最新であることから価格高騰は極端ではあるのですが、家電製品に使われるDRAMは少し前の世代の製品です。ところが、メモリメーカーは利益率が高く高騰して儲かるこれら最新DRAMに生産ラインを全振りしていることから、古い世代のメモリの生産量が減っているのです。
このため、メモリ全体の価格が上がっているということになります。私たちの生活に直接関わってくるところでは、USBメモリ、ドラレコやデジカメのメモリ、テレビのレコーダーにカーナビ、ゲーム機と生活の周りにはメモリを使う機器だらけです。
これらが全て値上がりの対象で、スマホやタブレットなどは価格を抑えるためにメモリの搭載量を減らす動きに出ています。これはすなわち、操作の快適性を犠牲にしています。
さてこの高騰しているメモリですが、PCで動画や一眼レフの画像を扱っていますと、大量の記憶領域が必要になってきます。ここに来てバックアップの重要性を痛感していることからも、必要な容量の2倍とさらにお金のかかる話になってきます。
ところが今回、PC本体の基幹部分にかなりの予算をつぎ込んでしまったことからも、この高騰する記憶領域にまで予算が回りません。さらには、8TBのHDDx3基を失うという不幸にまで見舞われています。
2TBの格安メモリは果たして使えるのか
そこで見つけて、目を付けたのがYahoo!ショッピングで売られていた超激安2TBのUSBメモリです。実に1,760円と、信じられない価格です、Yahoo!ショッピングの出店だからamazonよりはまだ信用はできるのかなと。
今回のPC容量不足を手軽に解消できそうではないかなと、考えたのでした。レビューを見ると、「使えました」というコメントが並んでいるのでとりあえずは行けるのか?
通常であれば、1T/2Tといった大容量で1,000〜3,000円程度で販売されているUSBメモリには、絶対に手は出しません。市場の相場とスペックが矛盾しており、購入には危険で「容量偽装(いわゆる容量詐欺)」の可能性が極めて高い商品です。
SanDiskやキオクシア(旧東芝)などの信頼できるメジャーメーカー製で「本物の2TB」のUSBメモリやポータブルSSDを購入しようとすると、安くても1万円オーバーします。2,000円以下で2TB(2,000GB)のフラッシュメモリを製造・販売することは現在の技術・原価的にも不可能に近く、非常に不自然な価格設定です。
ただし、決算が迫っていて赤字覚悟で在庫の投げ売りなども考えられますので、一概に全てが詐欺とも言い切れないわけです。
ではなぜ今回、この危険な商品に手を出したのか?普段であれば、デジカメやドラレコには必ずSanDisk、データの持ち運びにはキオクシアといったメジャーなメーカーを使っています。その方が多少価格が高くても、安心して長く使えることから結果としてお得となるのです。
それは、2TBが本当に使えればデータのバックアップのさらに外部バックアップとして使える。PC本体内ではRAIDを組んでいますので、データは常に2つのディスクに保存されており、これまでのように失うリスクは小さいのです。
もう一つは、仮にこの激安2.0TBのUSBメモリが詐欺商品であった場合、Blogと動画のネタになるからそれはそれでオイシイ!どちらに転んでも損ではないことから、あえて火中の栗を拾う決断をしました。
Yahoo!ショッピングで届いたUSBを開封
9/30に注文した2TBのUSB、翌10/1に注文確認のメールがあり10/6に発送の通知がありました。この5日間という微妙なタイムラグも、気になるところではあります。
10/7の午後には、クロネコヤマトのネコポスでポスト投函されて届きました。
ここで気になる点がまた一つ、発送元が大阪の「りんくうポート りんくう合同宿舎2号 ネット通販」となっているのです。関空の脇に、amazonのようなネット通販の巨大な物流倉庫でもあるのか?
ここでもGeminiさんに聞いてみたところ、Yahoo!ショッピングや楽天市場など中国系の個人ショップが、配送代行や中継拠点または各種手続きを行う窓口の連絡先としてマンションの一室を登録しているようです。
国内からの発送に見せかける、という意味もあるそうです。ただし、ここまでは海外製品を取り扱うネット通販ではよくある配送の仕組み、とのことです。by Gemini
当然、購入したショップ概要(合同会社)の住所(東京都足立区)とは異なります。Geminiが言うには、配送ルートに違法性はありませんが「発送元が実体の不透明な国内窓口になっているショップ」で販売されている商品は、高確率で怪しいとのことです。
今回のような格安の大容量USBメモリの場合では、容量偽装は確定的なためすぐ開封してチェックして、不具合があれば早めにYahoo!ショッピングの購入履歴から「初期不良・偽装品」としてショップに問い合わせ、返品・返金の手続きを行ってくださいとのことでした。
さすがGeminiさんです、そこまで心配してくれて指示をくれるんだ。というか、もうGeminiさんに聞いた時点で未開封なのに詐欺の容量偽装確定じゃん。
激安2TBのUSB筐体はアルミで高級感あり
そんな届いたばかりで怪しさ満点の2TBのUSBメモリですが、早速開封します。梱包はしっかりとしておりプチプチの配送用梱包材で商品もきちんと密封されています。このあたりだけを見れば、ちゃんとした商品に見えます。
どこから開けるんだ?と思いつつ、ハサミでバッサリと袋を切りUSB本体を取り出すと、筐体(ハウジング)はアルミでしっかりとしており高級感もたっぷりです。USB-AとタイプCの切り替えの回転もカチカチとリズミカルに気持ちよく回り、動きもぎこちなくはありません。
これ、おそらくは他の16GBとか32GBの正規品のハウジングをそのまま流用しているんじゃないかなと思えます。同じ形状の、容量普通のUSBメモリが2,000円ほどで販売されていますので。
問題はここからです、まずはUSBをハブに挿してWindows11のディスクの管理からリムーバブルのUSBを見ますと、ここは2TBとして認識されています。
ここまでは想定通りで、実際に1.7GBのYouTubeへアップしたばかりStarTech.comのRAIDアダプタの動画をコピーして再生してみますが、問題なく書き込みと再生はできました。
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2TBに見せる問題の容量偽装は果たして
Windowsでは2TBに見えていても、本当にその容量が使えるのかは調べてみなければ判りません。容量偽装とは、実際には16GBしか無いのにパソコンでは1TBや2TBといった大容量に見えるよう、制御チップのファームウェアを不正に書き換えてしまうものです。
これは、16GBまでは普通に使えてしまうところが恐ろしいところで、購入時のレビューに「使えました」というコメントが並んでいたのはこれです。
ところが知らずにそのまま使用を続けると、実際の容量16GBを超えると新しいファイルが古いファイルを上書きして消していき、何食わぬ顔で書き込みを続けてしまうのです。
パソコン上では過去のファイルが残っていることから、消えてしまっていることに気づきません。後から大切な古いファイルを開こうとしてもすでに無い、もしくは破損しているという大惨事となります。
さて、ここから問題のUSBメモリの容量チェックを行います。チェックに使用するのは、容量偽装を見破る「ValiDrive」というアプリです。
使い方は簡単で、ダウンロードしたファイルをインストールする必要はなく、ダブルクリックして起動した後にUSBメモリを挿すだけ。そうしますと、すぐにチェックが開始され数秒でマップが出ます。
真っ赤じゃないですか!
緑の部分が正常な領域で、赤がストレージが存在しない領域です。Blog&YouTube動画的にはもう少し頑張って粘って欲しかったのですが、あっけなく容量偽装メモリが判明してここで終わってしまいました。
予想されていたこととはいえ、やはり詐欺商品を買わされたということは少しショックでもあります。ほんのわずかでも、期待はしていましたので。
こんな、すぐバレる詐欺をよくやるものです。その根性の方が感心する、やり逃げができると思っているのかしら?中国人?中国人全体の評判を世界で貶めているだけなのにね。
Windowsでの表示は2.10TBですが、有効で使える部分は7.29GBしか無いということになります、8GBのUSBメモリを2TBに偽装している感じでしょうか。だから、1.7GBのYouTube動画はコピーで書き込みができて、ちゃんと再生できたのですね。
8G以上の動画ファイルは、今手元にないので書き込みの検証がちょっとできません、というかもうそこまではする必要がなく、詐欺は真っ黒なので。この次は転送速度も計測するつもりでしたが、やるまでもなく動画をコピーした感じでは、体感的にも遅そうなのでした。
16GBも無いのか!?
キオクシア(旧東芝)で32GBのUSBメモリが1,600円くらいでamazonで売られていますので、まったくの割高な買い物ということになります。
容量詐欺偽装の不良品USBメモリ大容量2TB
さぁ、この中国製ノーブランド2TBの大容量USBメモリですが、容量偽装が確定しましたのでその後の対応です。Yahoo!ショッピングのショップの返品・返金のところを見ますと、けっこう「お客都合は受け付けない」といったショップ側に有利な購入者にとっては厳しいことが書かれています。
しかも、不良品の申し出は7日以内と普段amazonの1ヶ月に慣れてしまっていますと非常に短い。すでに配達された10/7から数えても3日が経過しています、急がねば。
まず、やることは
- ★1非常に悪いで商品レビュー
今後、この商品で同じような被害者を出さないため警告の意味も含めて、検証結果の詳細を写真の証拠付きで。 - Yahoo!Japanへ違反報告
容量偽装の詐欺商品であること、他のショップにも同じ商品があるので対処して欲しい。Yahoo!ショッピング全体の信用にも関わるはず。 - ★1非常に悪いでショップレビュー
どうも商品レビュー欄を全て消しているようで、購入時にあった「使えた」レビューが一つも無く0です。買ってはいけないUSBメモリであることを消せないショップ評価欄に投稿。
購入時には商品レビューのみで見ていなかったのですが、ショップ評価を見ますと平均4.49と高く見えるのですが、★1つと2つで1割を超えているのです。その多くが「発送が遅い」「商品が来ない」「梱包がボロボロ」というもので、このショップは商品を確認して発送しているのではなく、中国からの商品をドロップシッピングしているのではないかなと思えます。
他の★1のショップ評価を読んでいますと、かなり返金には渋めでありゴネて何回もやりとりをしてようやくキャンセル、返金されたものもあるようでしたので、最初からかなりキツめに出てみたところ、あっさりと注文キャンセル全額返金に応じました。
案の定、返送料金が負担なので商品はそちらで処分してくれということです。8GBのUSBメモリは今では500~600円ほどワゴンセールなどで投げ売りされる商品ですので、仕入れ原価はそれ以下数百円だと思われます。それを1,800円で売るのですからどれだけの利益が出るのやら、オイシイので情弱を騙すのはやめられないのでしょうね。
激安2TB大容量USBメモリは買ってはいけない
安くてついつい手が出がちでありますが、結論としましては1,000~3,000円のテラバイトの激安メモリは買ってはいけないということになります。ついつい、スマホやUSB-AとType-Cの両方で使えて便利そう、と気になってしまうのですが、結果は地獄が待っています。
こうした激安メモリの多くは、内部のシステム(ファームウェア)を書き換えて、パソコンやスマホに接続した時だけ2TB(2,000GB)と表示される仕組みになっています。実際に載っているチップは8GB~32GB程度の極小容量であることがほとんどです。
この仕様の厄介なところは、最初は普通にファイルの読み書きができてしまうことから、異常に気づかないということです。レビューコメントに「普通に使えました」とあったことから、容量偽装を知らずにそのまま使い続け購入から月日が経ち、初期不良の交換期日を過ぎてしまい、安いからしょうがないかと諦めることを期待する。
つまりは、知識やスキルのない素人を騙す商品だということです。不良を知らずに保証期間が過ぎた後は、この期限切れを理由に交換や返品・返金を断るという手法です。詐欺という犯罪を犯しているにもかかわらず、犯罪にも時効がありますからね。
また、それを狙ったイヤラシい犯罪モデルだということです。違法すれすれのところを突いてきているからこそ、知識があり強く出てくるスキル持ちに対しては、問題が大きくなる前にすぐ返金に応じ、無かったことにしてしまうわけです。
amazonや楽天でも検索してみましたが、やはり同じ形状で1TBや2TBといった大容量USBメモリが3,000円程度で販売されているようです。これらは全て、100%容量偽装だとおもって良いでしょう。
不運なのは、同じ筐体(ハウジング)を使っていてブランドネームが刻印されている、16GBや32GBの正規の商品も同類と見られてしまうことです。もう、この形状のものは全て偽装で偽物であるという認識がインプットされてしまいます。
この容量偽装しているUSBメモリと同じ形のものは、たとえブランドネームが刻印されていたとしても、危なくて買おうとは思いません。
容量偽装の詐欺USBメモリが横行する世の中
気になるのは返金の問い合わせに対する回答で、「メーカーのミス」と責任を他へ転嫁している点です。いやいや、この大容量が激安で販売できるということは、ファームウェアを書き換えている偽装商品だと知って、消費者を騙そうとして販売しているでしょう。
実際に、このUSBメモリは「容量偽装」だと、こちらもはっきりと書いているわけです、この一点だけが間違っておりおかしいのではない。その上で、未だに商品ページを引き上げずに販売を続けているというとは、確信犯だということです。
さらに「商品本体は正常にご使用」とあり、容量が間違っていたのであり商品自体には問題はないと言っています。いやいや、古いファイルを上書きして知らずにデータが消えていく不良品でしょう、とこれも書いています。
会話のキャッチボールができていないことや不自然な日本語の使い方から、中国人あたりがAIで翻訳させて返答している可能性があります。
今回の激安2TB大容量USBメモリを購入した結論といたしましては、見た目がスタイリッシュでUSB-AとタイプCの両対応で2TB/2,000円以下というスペックは非常に魅力的に見えますが、信頼性・耐久性の観点から大事なデータのバックアップ用として購入は絶対にやめましょう。
もしスマホやパソコンの容量拡張やバックアップを行いたい場合には、高くてもメジャーな大手メーカー(SanDisk, KIOXIA, ELECOM, Buffalo等)の製品を選ぶ、大容量は1TBあたり1万円以上するのが相場です。
価格を抑えたくてUSBメモリなら、64GB~256GB程度で2,000~4,000円前後の現実的な容量を選びましょう。1Tもの大容量をデータの持ち運びには、絶対に使いません
大切な思い出や苦労して仕上げた重要なデータを守るためにも、相場よりあまりにも安すぎる大容量ストレージには注意して、手は出さないようにしましょう。
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今回、危ない製品に手を出したのは、半分はネタとしてになりますので、そこはお断りをしておきます。普段は、信頼のできるサポートがしっかりしているメジャーメーカーを使います。














