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泥棒と犯人扱いされる!被害妄想は軽度認知症の入り口で家族は気づかない

身に覚えがない泥棒扱いは被害妄想

昨日の朝8:25にピンポーンとインターホンが鳴ります。どこの誰だ、こんな朝早い時間に訪問者とは・・・

ちょうど8時過ぎに今日の仕事を始めたばかりで、文章を作成してキーボードを集中して叩いているところでした。宅配にしては少し早い時間帯ですし、業者などもまだ9時前なので動き始める前です。

呼ばれたので外へ出てみると、お向かいの家の高齢のおばあさんが鍵のかかった門をガチャガチャとやって中に入ろうとしていました。なんか危ない、不穏な行動です。

そもそも、こんな時間に訪問とは非常識も甚だしい。

出て行くと門越しにいきなり身の上話を始めます、母親を看取り兄弟も既になくがんも患って病気がちで通院をしていると・・・こちらには「そんなの関係ねぇ」(小島よしお風に)と思いながら聞いていたのですが、唐突に「カードを返してください」と切り出されました。

「はぁ?」

って感じで、何を言っているのか解りません。「カードって何ですか」と聞き返しますと、同じ身の上話を繰り返しながら、姪に付き添ってもらいながら通院しているのでその診察券とか生活に必要なクレジットカードとかを頼むから返してくださいと言います。

何を言っているのか、解りません。おたくのカードとこちらに何の関係があるのか。

「カード類が入ったケースか何かをなくされたのですか?」それとも「ゴミとして捨ててしまったのですか?」と聞き返しますが、だからカードを返してくださいとしか言いません。

う~ん!困りました、この家とは一切の交流がなく、もちろん敷地内に入ったこともありませんし、道路で立ち話しをするのも10年ぶりくらいなのです。この方、外へもほとんど出てきませんので、顔を合わせることもほぼ無いです。

加えると、両側の隣家とも以前トラブルを起こしており仲が悪く、地域からはハブられている人です。要は、地域に馴染めない変わった人ということです。

物が盗まれたと言うのは認知症の被害妄想

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この方はものすごく神経質な方で、誰かが敷地内に出入りしているという被害妄想から、玄関先に自宅側へ向けた監視カメラを設置しています。

普通、監視カメラというのは前の道路を撮影していて犯罪者を牽制するものなのですが、自宅敷地への侵入者を警戒しているようで、常に室内でモニターしているみたいなのです。この地域は空き巣などはほぼ無い地域で、監視カメラを設置している家は稀です。

そんなわけで、どうやら現金とカードが入った財布なりケースを盗まれたから、返してくれと言っているようなのです。とんだ、言いがかりです。

つまりは、「私があなたのカードを盗ったから返してくれと言ってるんですか?」「私が盗ったと何か証拠があるのですか?」と聞いても「返してくれ」の一点張りで、会話が成立していません。

カードが無くなったのであれば、それは私に言うのではなく窃盗か落とし物なので警察に言ってください、と言うも警察署には○○さんという知り合いがいますから、あとで言いますと。とにかく話が通じません。

メモ

以前にも同じことがあり警察が来たことがあるそうで、その時には警察官が室内を探したら出てきたそうです。(苦笑

こちらも、窃盗の犯人扱いをされているわけですから気分は悪いですし頭に血が上っているわけです。はっきりと「それは認知症ですよ」と言いましたが、自分は認知症ではない診断を受けているし医師から証明をもらっていると言います。

堂々巡りで埒があかないことから、110番をして警官を呼ぶことにしました。本人がいる前で110番をしますが、通じない!ずっとコールしても誰も出ません、こんなにも110番って繋がらなかったっけ。

何度かかけ直してようやくつながり、状況を説明して警官をよこしてもらうようにお願いをします。警官が来るとなったら、ようやくこの方は引き上げました。

5分ほどで自転車の警察官が到着したので経緯を説明、軽度認知症で被害妄想が入っていることを伝えます。

その後、警察官はお向かいの家へ話を聞きに入っていきました。

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さてここで、認知症に関して自分はプロに匹敵する知識と経験を持ち合わせています。昨年の母が亡くなる前にも認知症が関係していたのですが、搬送の際に救急隊員やケアマネさんにも「ドクターか看護師さんですか?」と聞かれましたし、入院先の病院でも知識が深く専門用語が飛び出すことから看護師さんが警戒してドン引きしていました。

ですので、おそらく認知症や介護・医療といったジャンルでは、かなり高度な相談に乗れるはずなのです。ヘタしたら介護福祉士よりも上で、ケアマネよりも総合的な知識は上かもしれません。

逆にプロの人から見れば、知りすぎていることで適当に言いくるめることができないために、扱いにくい人ではあるかとは思います。相手を説得するのには、その相手以上の知識が必要になるのです。

そんな自分から見て、お向かいのおばあさんに向かって「ソレ、あなたは軽度認知症の被害妄想ですよ」とはっきりと言えるのでした。

今回、警察官を呼んだ理由の一つには、高齢者の一人暮らしで何かあるとマズいと思い、事故や事件がある前に警察にはやんわりと知らせておいた方が良いと判断をしました。

事故とは、独りで亡くなっており何か臭うよねと思ったら1ヶ月後に腐乱遺体が発見されたとか、高齢者の一人暮らしでは近年にはよくある話です。

また事件とは、被害妄想でこちらを敵視しているわけですから、自分の欲求が満たされない場合に刃物などを持ち出していきなり刺されるなどといった事件です。これも昨今では、逆ギレする人が増えており、高齢者も感情の抑制ができなくなるのであり得る話です。

全く関係ないのに、事件や事故に巻き込まれるのだけはカンベンして欲しいものです。

余談ながら、よく感情が高ぶって抑えが効かずに怒鳴る人がいますけれども、感情のストッパーがぶっ壊れているとそれが引き金となり、将来的に心身機能の低下を招き、認知症のような症状(擬似認知症)や、認知症の発症・進行を加速させる要因となる可能性が指摘されています。気をつけましょうね。

MCIは対策をしないと1年で認知症へと進行する

さて、この82歳のおばあさんは自分では認知症ではないと言い張ってはいましたが、明らかに認知症の被害妄想が入っています。話を聞きに入った警察官も、会話が通じない部分があるからそうだろうね、と言っていました。

82歳と高齢では何があってもおかしくはない年齢なのですが、この方の生活は自立しており毎日15時前後にはカートを引いて自分で買い物へと出かけています。足取りもしっかりとしており、普段を見ていますと認知症だとは思わないと思います。

ですから、姪っ子が通院に付き添っているとのことで、たまには親族が様子を見に来てはいるようなのですが、この認知症には気づいていないと思います。もっとも、ご近所さんから聞いた話では、相続でもめたらしく親族間でも仲が悪く疎遠だということでした。

さらに、認知症というのは症状が一定ではなく、まだらに発症するということです。まだらというのは、クリアな時とモヤっとする時があるということ。

このため、毎日一緒に生活をしていれば「あれっ?」と違いに気づくのですが、たまに通院くらいで顔を合わせる程度ですとその違いに気づきません。頭がクリアな時に会っていれば、しっかりと会話ができておりまさか認知症だとは思いません。

このため、通院の際の医師に対してクリアな時に見せても、専門医でもなければこの分野での症例経験が浅いことから、認知症の診断には至らないことが多いです。単なる高齢による物忘れ、で済まされてしまいます。

これも警察官から後から聞いた話ですが、認知症ではないという診断は昨年、1年ほど前に受けたものだそうで、そんなものはすでに無効です。一般的に診断書の有効期限は、保険会社などでは3ヶ月です。

また、1年もあれば認知症というのは進行していきますので、そういう意味からも1年前の診断は意味をなしません。おそらくは今、脳のCTなどを撮れば萎縮などの所見は見られるかとは思います。

家族が気づかなければ認知症は放置されてしまう

物の置き忘れやしまい忘れは高齢となれば誰にでもあります。ですから、家族でもそれが認知症の初期段階「軽度認知症-MCI」だとは思わず、見過ごしてしまいます。

軽度認知症は、日常生活へはほぼ支障がなく社会生活や仕事ができることから、気づかずに家族の介入が遅れるのです。ですから、今回の82歳の方も自分で買い物へ行けていますから、姪っ子さんはまさか認知症だとは思っていないでしょう。

このため専門医への通院や服薬などの対処が遅れてしまい、その間にも認知症はどんどん進んでいきます。

自分でも、認知症ではないと言い張っていますからね。頭がクリアだからこそ、本人も家族も認めたくはなく対処が遅れるケースが多いのです。

今回は、現金やカードをどこかにしまい忘れたことから、

  • 物を盗られたという妄想
  • 泥棒が入ったという被害・迫害妄想
  • 嫉妬妄想

これは、

  • 記憶障害
    しまった場所は忘れるが、盗まれたという「結果」だけが強調されてしまう。
  • 空間認識・判断力の低下
    周囲の状況が理解できなくなり、不安感から自分を守ろうとする。
  • 自尊心と不安
    「自分が忘れるはずがない」というプライドと変化に対する不安。

この被害妄想は、アルツハイマー型の15%に症状が出ると言われています。

家族が後で後悔する認知症への対応

実は母が昨年亡くなった際に認知症が関係していると書きましたが、コロナ禍に入った当初に外出をしなくなったことから軽度認知症が進行していたのでした。

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主な症状は通院拒否で、年に1回の健康診断をはじめとして医者へ行くのを拒否するようになってしまいました。コロナ禍が始まる前までは、毎年近くのクリニックで健康診断を受けていたのです、2019年春が最後の受診でした。便倹さえ受けていれば・・・

ところが、生活はほぼ自立していましたので、まぁ年相応の認知機能の低下だろうと楽観視していました。

当時は仕事が忙しかったこともあり、毎日が早朝出て行って夜は寝に帰って来るだけという生活が続いていた、ということもあります。病院とかへ行くのであれば、やはり平日ですから行くづらくなるということはありますね。

そのうち、認知症が進行していたのは感じており、昔の若い時の同じ話を繰り返し頻繁にするとか、自分の父親が入院した話などが目立つようになっていました。それでも、食事やトイレなどは普通に自分でできていましたので、大丈夫だろうと。

今思えば、この時に近所のクリニックだけでも説得をして連れて行き検査を受けていれば、その後のがんの進行を少しは遅らせることができていたのではないかと思います。そうすれば、今のような結果は無かったと確信をしています。

認知症では実害が出ていなかったことから軽視をして、お腹の痛みなどの重大な症状で本人から助けを求めてくるのを待っていた、という判断が当時の最大の間違いだったと今では後悔しています。今となってはたらればであり、時間を巻き戻すことはできません。

軽度認知症の初期の段階で、積極的に介入ができていればもっと違った結果になっていたのではないかと、今さらながらに思ったのでした。

常識人なら認知症だからこそ親族が謝罪にくるはず

認知症が関係しているとはいえ、昨日はいわれのない犯人扱いをされたことから、午前中いっぱいは頭に血が上っておりムカムカしていたのですが、午後になり冷静になってくるとコレってネタに1本記事が書けるんじゃない?と転換してこの記事を作成してみました。転んでも、タダでは起きない。

18禁の内容から全年齢への転換を図っていますので、少しでも「認知症」「軽度認知症」「MCI」というキーワードでBlogへの集客のための糧になってくれることを望みます。

今回の件は、もしこの面倒を見ているという姪っ子が常識的な人物であれば、認知症でも親族が非常識で失礼な行動に出ており、時間を奪い警察沙汰になるという大迷惑を掛けていますので、挨拶と謝罪に来るべきです。

認知症だからしょうがないとか、自分には関係ないと知らんぷりをするようであれば、この人にしてこの姪っ子ありで人に気を遣えない残念な人、ということになります。血は争えないかな。

もっとも、認知症にも気づかないようであれば今回の件もスルーされて、警察沙汰になった報告もいかない可能性もあります。そこまで密に介入はしていないかもしれません。

全く関係ないとまでは言えず、それでもここの家と土地は相続するのでしょう。

近年は、この区画も相続により更地化されて売却、新しい家が建っているのでした。

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