仲代達矢の俳優養成所「無名塾」があるから無名坂
東京23区内の激坂でトップ10入りする岡本三丁目の「富士見坂」の21%の勾配は、この特小原付「LIBEROTA E-LIBER 01」では登れませんでした。
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特小原付は勾配22%の激坂を上れるのか?気になる登坂能力を検証
特小原付の日常使いから沸いた疑問 日頃、買い物や駅前までの用事で使っている特小原付「LIBEROTA ...
そこで、次はそのすぐ近く約1.2km〜1.3km離れており、歩いて15分ほど(直線距離では約800〜900mほど)の岡本一丁目エリアにある、知る人ぞ知る激坂!?「無名坂(むめいざか)」へと向かいます。
富士見坂から無名坂へ移動する際には、一度坂を下って谷戸川(やとがわ)沿いの谷のエリアを通ってから再び上るルートになるため、距離の数字以上にアップダウンがあり歩き応えのある散歩コースになります。
無名坂は、急傾斜の坂を登り切るとさらに緩い坂が続き、その坂上の道が突き当たる手前左側に俳優・仲代達夫の主宰する俳優養成所“無名塾”があります。元々は仲代家の稽古場で、俳優を目指す若者たちが集まってできた塾だそうです。
「無名坂」とは正式な名称ではなく、この無名塾があることからいつしか親しみを込めて無名坂と呼ばれるようになった、と言われています。
閑静な緑が多い住宅街にある勾配21%の無名坂
無名坂の全長は富士見坂よりも長い150mで高低差は15m、なのですが急なのは坂下の20~30mほどで、坂上の100mほどは緩やかな坂になっています。坂下部分はあまりに急坂であることからも、この20~30m部分にだけは車道脇に階段の歩道が設けられています。
右側の擁壁とその上の樹木は「多摩川テラス」と呼ばれるマンションの敷地で、第1回「せたがや界隈賞」を受賞したという地元でも人気のあるマンションだそうです。マンションの管理棟が武家屋敷門(伊木家下屋敷門)となっており、歴史のある敷地です。
この樹木の木陰に車を停めて、休憩している営業や土木建築業者も見かけることがあります。今、これだけ緑が多く残された住宅街も、貴重となりつつあります。
さてこの無名坂は、坂下の一部が急坂となっているのですが、その傾斜角は一番急な場所では14.6°で勾配21%と富士見坂にも負けない激坂となっています。ただ、無名塾がある坂上の方は緩やかになっていますので、全体としての平均斜度は6°となっています。
この急傾斜が20~30mほど続いており、その部分のみコンクリート舗装の真空養生施工法で、ドーナッツ状の丸いくぼみのOリングが敷設されています。それ以外の坂上の方は、普通にアスファルト舗装になっています。
この周辺は緑の多い閑静な住宅街で、とにかく坂が多い街となっています。このエリアは国坂(くにざか)や富士見坂など、豊かな緑と起伏に富んだ個性的な坂道が多く集まる場所として知られています。
近隣には静嘉堂文庫美術館の緑地や、岡本公園民家園、富士見坂など観光スポットとしても見どころがたくさんあり、世田谷の「国ハギ・国分寺崖線」の自然を感じながら散歩コースを組むのにもぴったりです。この地域は急坂が多いので、一気に上っていく傾斜は足腰にかなりの応えがあります。
この界隈は、かなりの運動量になる急坂ばかりですので、スニーカーなどの歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
急坂の下りで特小原付のブレーキ性能に納得
さて早速、特小原付LIBEROTA「E-LIBER 01」でこの無名坂の勾配21%に挑戦します。
まずは下りからですが、富士見坂と比べても同等の急勾配で距離が短いことから、とてもノーブレーキでは突っ込めません。富士見坂は100m近い距離があったことと、見通しが良かったことから最初の方はノーブレーキで突っ込めましたが、この短い無名坂ではそんなことをしたら止まれずに正面の壁に激突です。
というか、突き当たりのT字路は見通しが悪く車も通ることから、止まらずに曲がるのは死にに行くのと同義です。実際、この黄色い看板はダテではないのでしょう、急坂で止まれずに事故があったのかもしれません。
やはり勾配21%くらいの急坂になりますと、ブレーキ性能がプアな自転車だと止まれずに事故になります。古い自転車で未整備ですと、ブレーキが止まらなくなっていることも珍しくありませんからね。
けっこう、このくらいの下り距離でも速度は軽く30km/hオーバーとなりますから、ブレーキをかけつつ降りていきませんと怖いです。この特小原付LIBEROTA「E-LIBER 01」のディスクブレーキは安心してかけられますので、下りは速度を調整しながらで問題はありません。
富士見坂に比べて短い無名坂なら登れるのか
坂の途中には、あまりにも傾斜が急であることから重い特小原付は止めておけず、ズルズルと下がって行ってしまうため、手摺りの付いた石段の水平部分に置いて撮影します。
上りの結果は、手前の横道から助走を付けて20km/hの最高速度で駆け上がりましたが、やはりほぼ真ん中地点で止まってしまいました。勾配19%の地元の短い坂は登り切れますが、勾配が21~22%になるとこの特小原付では登れない、ということになります。
おそらくは、特小原付全般に最高速度の制限があることからも、平地で問題なく20km/hが出せる性能となりますと、登坂能力はそれほど追求して設計はされていない、ということになるようです。
すると、こういった坂の多い地域で生活をするならば、特小原付よりも電動アシスト付き自転車の方が便利に使える、ということになりそうです。電アシ自転車であれば、運転者の脚力がものを言うことからもアシストで何とか登れるかとは思います。
富士見坂でもそうでしたが、中腹で止まってしまいますと20kgの特小原付を押して登らなければなりませんので、想像以上にキツいです。登り切ると、普段の運動不足もたたって完全に息切れしていました。
これ動画撮影のために何往復かしていますので、当然ながら翌日には脚が筋肉痛になったことは言うまでもありません。








