電子車検証ケース アルカンターラ

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車検証って気にしていますか?時代に早過ぎたコンパクト電子車検証ケース

車検証ケースは高級車でも安価なビニール

ポルシェ車検証ケース

「車検証」

車には携行義務があり、ダッシュボードには必ず入っています。ところが、これを目にするのは車検の時の数年に1回のみ、という人も少なくないのではないでしょうか。

あとは、事故をした時か警察官に止められた時くらいで、これも普通に生活をしていれば遭遇する機会は数年に1回あるかないか、といったところでしょうから、車検証を手に取ることは非常に稀です。

車の購入時に見せられたくらいで、自分の車の車検証がどこに入っているのかも判らないという人もいるくらい、それだけ重要なのに免許証などに比べても馴染みが薄い書類でもあると言えます。イザ必要になった時に、確かここにあったはずとダッシュボードの中を慌てて探る、となります。

ここで、車を新車でも中古車でもいいのですが購入する際に、オプションは何を付けるかボディコートは何が良いかなど、またナビやドラレコをはじめとした車載ガジェットは何を付けようか、キーケースはどれがいいとかすごくこだわるかと思います。

ところがこれまですごく不満だったのですが、何で車検証ケースってビニールなの?

レクサスの純正車検証入れはまだマシな方のようですが、それでも車両本体価格からしたらPUレザーは無いでしょう。PUレザーは経年劣化で5年もすればボロボロと表面が崩れてきます、ただでさえ車内環境は過酷なのに。

また、取説や点検簿と一緒に収納していることもありますが、車検証を提示する際にはこれら大きく重い冊子は必要なく、車検証と自賠責保険証のみがあればOKです。

何でみんな、このビニールの車検証ケースに不満を持たないのだろう、といつも不思議に思っておりました。多くの人が不満に思っていれば、きっとメーカーや販売店もオプションでも良いので何らかの対策をするはずだと。

ですが、販売店では一度も車検証ケースのオプションを聞いたことはありませんし、オプションカタログでも見たことがありません。

電子車検証になりコンパクト化

電子車検証 裏面ICタグ

2023年1月から、車検証はA4サイズの紙からICタグ付きのA6サイズ、文庫本ほどの大きさの電子車検証へと切り替わっています。裏面にはICタグがシールで貼付けられています。

ここから3年以上が経過していますので、ほとんどの車両がこの電子車検証に切り替わっています。

この車検証の電子化の目的は、

  • ICタグによる偽造防止
  • 確認作業の迅速化
  • 行政手続きの効率化

となっており、車のオーナー個人としても、小型化により携帯性に優れて車内での保管も容易になっています。ただでさえ、車の収納スペースは狭く保管するのには苦労するのですから。

ただし注意する点は電子化により以前の紙の車検証よりも増えており、日常的な保管にも新たな配慮が必要になっています。特に電子車検証のICタグには重要な情報が記録されているため、従来の紙の車検証とは異なる取り扱いが必要です。

ICタグ部分は折り曲げ厳禁で、ICタグが損傷すると車検証としての効力が失われることからも、これまでのように汚損をしなければそのままグローブボックス内に入れっぱなしでよい、とはならなくなっています。

またクリップ等で他の書類と一緒に挟むこともNG、高温の環境下での保管にも注意が必要で、夏のダッシュボード上に長時間放置することも絶対にNGです。

水濡れもNGで、雨などで濡れた場合には速やかに乾燥させる必要があります。

電子車検証は専用ケースが必要になる

電子車検証ケース アルカンターラ AirTag

取り扱いに注意が必要になった電子車検証ですが、ICタグの折り曲げが厳禁であることからも、これまでのフニャフニャのビニールケースでの保管は好ましくありません。

狭いグローブボックス内へ物を押し込んだ際に曲がってしまったり、高温や電磁波といった過酷な車内環境からICタグを守ってくれるハードカバーの保管ケースが必要です。

そこで、この見た目も安っぽいビニールケースと一緒に何とかならないものかと思い探していたところ、このアルカンターラ生地を採用した「超コンパクト電子車検証ケース」を見つけました。

「アルカンターラ」とは、東レとイタリアのEni社が動物保護や環境保護の観点から開発した、スエード調人造皮革素材です。イタリア製をアルカンターラ、東レが製造するものをエクセーヌ(現在はウルトラスエード)と言えば、聞いたことがある人もいるかと思います。

ポイント

天然スエードは子羊、子牛、子ヤギなどの動物の皮の裏面を起毛させて作られており、動物愛護や倫理的な観点から懸念視されています。エシカル消費やヴィーガンファッションの普及により、動物を傷つけない代替素材として広まりました。

自動車のシートや内装に採用されていますので、知らずに接しているかもしれません。

多少乱暴に扱って車検証ケースをグローブボックスへ放り込んだとしても、ハードカバーのため中の電子車検証は確実に保護されます。

アルカンターラの車検証ケース使ってみた感想

電子車検証ケース アルカンターラ カード収納 AirTag

カラーは「グレー」「ブルー」「ボルドー」「レッド」「ブラック」の5色のカラーバリエーションがあり、その中から今の車の内装に合わせるのであればレッドなのですが、将来的に車を買い替えた時の事も考えて落ち着いた「ボルドー」を選んでいます。

たぶん、この電子車検証ケースは10年以上は使うと思われますので、次の車またその次の車へと引き継がれると思います。ボルドーなら、どのような内装色にも似合うかなと思います、いつかは憧れるホワイトの本革内装・・・

大きさは2つ折りにしますとちょうど文庫本サイズで、約122×195mmで重さ約52gと従来の車検証ケースの半分以下の体積です。片手で手のひらにすっぽりと収まり、女性の手でも片手で握ることができちょうどよい手に馴染むサイズです。

生産国は中国ではありますが作り込みはしっかりとしており、中国製にありがちな糸のほつれや雑な縫製はありません。

表のアルカンターラ生地と裏地のマイクロファイバーは、縫い代を内側に折り込む生地の切り口が見えない仕上げ工法「ヘリ返し」という技法で縫製されており、角も菊寄せという美しく整える折込技法で蛇腹に折り曲げられていて美しく仕上がっています。

車の使用中はほとんど目にしない手にしない車検証ですから、無くても困りはしない車検証ケースではあるのですが、所有していること自体に満足感が得られることから、見えないところに気を遣うお洒落に通じるものがあるかと思います。

普段は人には見せない下着にこだわったり、ベルトや財布にこだわって、さりげなくチラッと見えた時に気づいてもらえると、小さな喜びでうれしくなるというものです。

そういった、目立たない「細部へのこだわり」が「神は細部に宿る」と言われ全体のクオリティを決める、仕事がデキる人の条件ではないでしょうか。

車検証ケースにカード収納は疑問

電子車検証ケース アルカンターラ カード収納 AirTag

この超コンパクト電子車検証ケースには、クレカサイズのカード類が収納できるポケットが付いています。ここにはガソリンカードやクレジットカードを入れることが想定されているのですが、正直なところ今の時代ガソリンカードの使用頻度も減っていることからも、この使い方には少々疑問がわきます。

ましてや、車上荒らしのターゲットとなるクレジットカードやETCカードを、車内に入れっぱなしにしておくことは危険極まりなく、御法度です。

カード類は、サンバイザーのカードホルダーの方が使い勝手も良くすぐに取り出せて便利なので、むしろカード収納はPUレザーが多いことからこちらもアルカンターラで作って欲しいかなと思います。

ただ全く意味が無いわけではなく、ここにはカードタイプの紛失防止スマートタグを見えない裏面に収納し、表面にはクレカサイズになった自動車保険のカードを入れています。

電子車検証ケース アルカンターラ カード収納 AirTag

カード収納部の裏側はICタグの位置、隠しポケットがあります。

また、このカード入れの裏側には電子車検証のICチップがある位置になっていますので、硬いカード収納フラップがICチップの保護カバーとして機能する設計の細かな配慮は、日本の企画ならではです。ちなみに、スキミング防止機能はありません。

そして、このカード収納フラップにはAirTag収納用の伸縮ポケットが付いていますが、AirTagの厚みは8mmで入れるとケース自体が1cm以上に厚くなってしまうことから、紛失防止スマートタグはカードタイプの厚み0.76mm(クレカ2枚分)の方が収納性は良いかと思います。

これらのカード収納ポケットやAirTagポケットは地味な神仕様でもあり、他の使い道もあることからあっても困るものではなく、必要が生じればいつでも使えるということで、あればあったで良いとなっています。

紛失防止タグを隠すように、万が一の時の緊急用として言えや車庫の鍵を入れておくなどの使い方にはなるのかなと。

電子車検証で収納は広くならない

アルカンターラの超コンパクト電子車検証ケースは、本革内装でもモケット内装でも車内の雰囲気に自然と馴染み、どんな車種でもちょっと良いものを使っている感が出るのが嬉しいところではあります。

ただ実際に使ってみて判ったのですが、車に常備しておく書類はこの電子車検証だけではなく、

  • 自賠責保険証
  • 自動車検査証記録事項
  • 車庫証明書
  • リサイクル券

など、電子車検証とは大きさの異なるA4サイズを基本とした書類が多くあります。結局のところこれらも持ち歩き、ダッシュボードに入れておかなければならないことから、ビニールケースは廃すことができないとなっています。

これだと、スマートに書類を保管して持ち運ぶという当初の目的を果たせていません。この超コンパクト電子車検証ケースはスマートなのですが、他の書類はビニールケースに入れたままで、やはりグローブボックスを依然として占有し、収納スペースが広くなる気配がありません。

これはちょっと残念な気持ちで、何だかなぁという感じです。

常備しなければいけない小型化した電子車検証を保護しながら、車内の必需品や万が一の時の鍵などの備品をまとめて持ち歩ける「車専用ミニオーガナイザー」としては秀逸、また高級感のあるアルカンターラ生地と作り込みの良い縫製は、所有欲を高めてくれます。

が、収納のスペース効率を高めるという点に関しては、他の書類が小型化されていない以上まだまだ時代は早かったのかなという印象です。そのくせ、使用頻度が減りスマホに代わりつつあるカード収納を備えるなど、オーガナイザーとしてはアンバランスな点が目に付きます。

サイズがコンパクトで小さいため、狭小のバイクのシート下にも収納が可能であることは、バイクユーザーには刺さるところかもしれません。高温・振動・湿気など過酷な環境にも耐える設計ですので、バイクの車検証保管問題は一気に解決してくれることでしょう。

車検証ケースはグローブボックスに入れっぱなし、という常識を覆し持ち歩くという新しい使い方を提案しているところは大きいのかもしれません。新しい便利な使い方の模索は、今後これからになります。

電子車検証の時代に合わせて作られた、まさに「新しい車検証ケースの形」です。

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